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ベルニナ線の古老 [LGB]


 スイス最大の私鉄、Rhaetische Bahnで1900年代初め頃から活躍していたこの電車も、もう多分現役は引退したに違いない。四日市鉄道ファンクラブの友人たち数人とスイスの私鉄巡りにいったのは1995年頃だっただろうか、朝6時、サン・モーリッツ始発のこのローカル電車に乗り込んだ。単両ではあるが、1等の喫煙室と禁煙室、2等の喫煙室と禁煙室の4室に分かれている。私たち以外ほとんど乗客はいない。観光客は全部といっていいくらい、ベルニナ急行に乗るから、こんなものに乗る物好きはあまりいないが、普段着のスイスに接するにはこのほうがいいのだ。乗客が比較的多いときでも、これの重連でこなしている。

 このベルニナ線はスイスのサン・モーリッツからイタリアのティラノまでだから、こんなローカル電車でも一応国際列車ということになるから変なものだが、16メートルくらいの小型車であるのはそれなりの理由がある。最小45メートル、というヘアピンカーブが随所にあるためだ。

 うちの南相木鉄道もそれに負けず劣らずヘアピンカーブは多いがこのLGBのモデルはそれもものともせず通過するし、ラック区間ですら、平気で上り下りするすごいやつ。
(8月1日 南相木にて)


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コメント 4

Akira

LGBのRhB車輌は素晴らしいですね。我が家にもLGBの機関車一台と客車、貨車がありますが、安価なスタートセットのものです。LGBはメルクリン同様の丈夫さを感じますね。ただ、家の中ではさすがに限界がありますし、貨車一両がメルクリンの高級機関車一両分の値段ではさすがにギブアップです。
by Akira (2007-07-31 22:24) 

klaviermusik-koba

これも先輩の遺産を受け継いだことだからはじめられたのですが、自力ではとてもとても、と思います。基本のものがそろっているから気が大きくなるのです。時折、息子が勝手に買い込んでしまうのですが、文句は云うものの、結局金は払い、満足しているのだから、マニアというのは曰く言い難い心理があります。LGBはメルクリンより早く工場を中国に移し、最近のものはmade in China ときちんと書き込んでいるから、それはそれで良いと思います。あるルートを通じて買うと、LGB貨車1両と メルクリン高級機関車1両というほど極端ではありません。確か前ブログでご紹介したミニクロコも8万円くらいしか払ってなかったと記憶しています。このABe4/4もそのくらいだったと思います。天賞堂あたりで買えば18万円以上のものになるのでしょうが。貨車にいたってはメルクリンのすこし手の込んだ貨車とそれほどの大きな値段の違いはありません。3両で2万円だけど買う?という会話は息子から時折持ちかけられます。
by klaviermusik-koba (2007-08-01 09:55) 

Akira

昔、ミュンヘンのDBで実習中に上司に誘われて自宅にお邪魔したことがあります。その時庭でお茶を御馳走になったのですが、彼の自宅の庭には立派なLGB線路が施設されていて、羨ましかったのを憶えています。やはりインフラが大切ですね。
さて、お値段のことですが、LGBもメルクリンもピンキリで、私が述べた貨車はきっとピンの方だったのでしょう。今年の新製品は特にメルクリンが魅力的で、LGBはしばらくタンスの肥やしになるでしょう。
by Akira (2007-08-01 22:32) 

klaviermusik-koba

全く今年のメルクリンはそうです。いろいろ注文したもの、(Gottardoのような値のはるものもふくめて)いっぺんにドカッと来てしまったら、お金どうしよう、と楽しみなような、心配なような・・・。LGBは余程魅力的なものがでなければもう買うつもりはありません。
この大きさからいってたとえ場所が確保できたにせよ、大編成の列車は向きませんし、いろいろやってはみましたが、この山の中では、小型のロコに2軸の混合列車がいちばん似つかわしいと思います。ただいまのところ、保線状態をもう少しどうにかしようと、バラストを大量に買い込み線路の凹凸の補正と、接触不良のか第二皿に追われています。でもすごく大きいLGBレイアウトを持つ人は、金やスペースのことは云わないにしても、線路の保守を一人でやりきれるものだろうか、と疑問に思うことがあります。
by klaviermusik-koba (2007-08-02 09:03) 

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