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南相木鉄道日記 [LGB]

 この前やったはずの集電不良対策をさらに徹底した。古いジョイントが使われている3分の2くらいの部分は、はんだ付けでワイヤを通したのでこれでほぼ大丈夫になった。結局決め手はこれである。それでもなお100%確実といかない原因が一つある。急カーブ。バラストである程度固めてあるはずなのだが、重量機がかなりのスピードで通過するたび、ほんのわづかずつズレが生じ、エンドレスの思いも寄らないところのジョイントが、わずかにずれて接触不良をおこすらしい。ほとんど全線が電気的につながっているはずなのに、思いもかけないところで機関車が止まってしまうのはこのためなのだ。こうなったら全部エンドレスごとワイヤを通すしか100%完璧はあり得ない。ジョイントを新品と取り替えるほうが楽なのだが、屋外だからすぐ錆びる。

 ここまで徹底してやってきて驚いたことがひとつある。前のオーナーD氏がたぶん入門用に買われたのであろう、最古と思われるロッド式の2軸ディーゼル機がある。ライトもつかないし、ドアも開かない、部品は最小限しかない「D10」とあるがLGBの最廉価版であろう。肝心の車輪はすり減って傷だらけでデコボコ、これまであまりに走りが悪いので物置の片隅にほったらかしておいた。路線整備が出来たところで、多分無理だろうが、と思いながらも走らせてみたら、実にスムースに貨車を数量牽引して走るではないか。こんなひどい状態になっても走る! ドイツの職人気質をここにもみる思いがした。


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