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冬の音楽祭(1) [洗足学園]

 ともあれ、ピアノ・アンサンブル・フェスティバルは終了した。みなよく頑張ったし、それなりの出来ではあったのだが、反省点もあった。ひとつは、クラヴィノヴァの扱いである。面白い楽器だし、ピアノと一緒にやる、というのもアイデアはいいのだが、まだこの楽器を学生も編曲を担当する方もうまく使い慣れていないのではないか、ということだ。何しろ急に搬入して満足に練習の時間もとれないのだから無理もないことはわかる。だがこれも回数を重ねてくれば、最初の物珍しさも終わり、音楽本体の中身が問われることになる。来年からはもうひと工夫もふた工夫も必要になるのではないか。洗足学園の将来のため、あえて辛口の批評を一言。


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