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最近の動向 [洗足学園音楽大學]

 前学部長のOさんが定年を2年過ぎて退職された。洗足学園のほかの音楽大学からうらやまれるほどの管打楽器を今日の隆盛に導いた立役者のひとりである。じつは私はこれをひそかに待ちかねていて、早速、彼に新しい仕事を依頼することにした。詳細は人事に関することゆえ、まだ公表はできない。が、私としてはおおいに彼に期待しているのだ。もう彼も72才になるが、元気でさえあれば能力のある人は年齢関係ない。

 Oさんが去ったあとも私の洗足との関わりはまだしばらく続きそうな気配ではあるが、このところ、また学内からは違った仕事をいくつか持ち込まれた。そのひとつは、こんどは、管弦打楽器の学生がおもに参加するゼミを受け持って欲しい、という依頼なのだ。こんな突拍子もない音楽学校がほかのどこにあろう。私はピアニストであり、ピアノの教師でもある。こともあろうに、管弦打楽器学生相手にピアノの私になにが出来る? ピアニスト、ピアノ学生相手のレッスンやゼミや講演はまあ慣れている。でも未知の世界でも私は新しいもの好きだから、大した考えもなく、そりゃ面白そうじゃないの、と二つ返事で引き受けた。

 とはいうものの、なにが一体出来るだろう、と目下考え中。ピアニストの立場からの管弦楽論でもやるか? まあこれまでもクラヴィノーヴァの合奏とか、ピアノの先生から顰蹙を買いそうな企画でさえも編曲も指揮も一応こなしてきたから、これもなんとかはなるだろう、と実はひそかに新しい仕事を楽しみにしているのだ。こんなに私の能力をうまく引き出してくれる場所は世の中そうそうあるものではない。私はこれまで本当にいろいろの人に巡り会ってチャンスを与えられてきた。感謝に堪えない。
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