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E95 DRG [BRAWA]

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 BRAWAというメーカーはメルクリンではまず発売しそうにないモデルで、しかも時折めっぽう面白いものがある。いつの頃からか、交流用として拙宅に存在するものの、滅多に走らせたことはない。1929年頃から6両だけ製造された1−C−C−1の2両永久連結のGelenklolomotiv(関節機関車)で、製造当時のままの状態をモデル化したもの。車輪配列はクロコダイルと同じだが、中央で完全に車体がふたつに分かれたちょっとめずらしい仕様で、いわばクロコの一変種、といってもいいのかもしれない。6両しかつくられなかったところをみると、あまり成功した機関車ではなかったのかも知れない。何しろ最高速度が65キロの貨物専用で、旅客用にもときおり使われた、とあるが、いくら戦前といえどもこのスピードではいかんともしがたかったのであろう。

 機関車自体はいかにもごつく、重量感十分だが、モデルは樹脂製、ということもあって、メルクリンより、精巧には出来ているがどこか華奢な感じは否めない。走行モーター音もやや軽い、という感じがする。ハレの工場で修復工事が行われていた当時のモデルらしく、「DM10-が価格に上乗せされていますが、この復元工事の資金援助のためのものです」、と但し書きがついている。

 
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Akira

いかにも戦前の電気機関車らしいモデルですね。最近のメルクリン製機関車ボディは樹脂製と同じくらい薄い肉厚ですから、このようなモデルも製品化されるかも知れませんね。これだけ大きな機関車ですから、最高速度は遅くても牽引力はありそうですね。長大編成の貨物列車の先頭に立たせれば中々壮観だと思います。
by Akira (2008-08-25 19:26) 

klaviermusik-koba

運転台が蒸気機関車と同じような位置にあるのも、多分蒸気時代の名残りで、当時はそれで当たり前として不便は感じなかったのでしょうね。スピードが遅かったからそれでも何とかなってたのかも分かりません。(タンク機関車のバック運転を想像させる)日本が電気機関車を外国からの輸入に頼っていた時代でさえ、こんなものはありませんでしたから。
by klaviermusik-koba (2008-08-25 21:35) 

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