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スイス国鉄の狭軌線 [BEMO]

IMG_0012.jpg
 Luzern-Interlakenを結ぶBrünig線はスイス国鉄唯一の狭軌鉄道である。この路線自体、風光明媚なところを走る上、PilatusbahnやRothornbahnなどの有名な山岳鉄道の起点を結んでいる。鉄道マニアのためにはラック区間もある、という面白い観光路線だが、狭軌、というのが輸送のネックになっていて、ほかの国鉄路線からは乗り入れられず、観光路線としてイマイチ問題がある。これを標準軌化してしまおう、という計画もあるようだがまだ実現の段取りには到っていない。途中のMeininngenで機関車をつけ替えて折り返ししなければならないのも問題の一つ。

 そこを走る車両は、RhätischebahnやFOともまた違った車両で、どちらかといえばミニスイス国鉄版、といった趣が強い。ただ食堂車を連結するほどの距離ではないため、通常の編成には組み込まれないが、イベント列車にはこのようなBar客車がつくこともある。スイスらしい、シャンパンの栓を抜いた瞬間の大胆な絵が描かれていてなかなか楽しいが、私は実物は見たことがない。通常の2等車の改造のようにみえる。


 
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コメント 7

Akira

Bruenigbahnは、Luzern - Interlakenですが、Interlaken - Spiezを経由してMontrouxへ至るGolden-Passルートの一部でもありますね。私も昔早朝にLuzernを出発し、夕方Montrouxに到着する旅程を組んで旅しました。途中InterlakenからSpietzそのあと...失念..まではBLS路線で標準軌ですからゴールデンパスルートとしてはここがネックで通しの運転ができません。昔、ここの区間だけ3線にしてLuzern - Montrouxの通し運転させる話もあったようですが、未だに実現していないので、結局無くなってしまったのかも知れません。

その後私はMontrouxから船でレマン湖をGeneveまで移動し、更にTGVでパリ経由、ECに乗り換えてKarlsruheの自宅へ戻るというとんでもない鉄道旅行を妻としました...。妻はあきれて暫く列車はごめんだと...。(TGV車内ではコールドミールが美味しいとご機嫌だったのに..)
by Akira (2008-12-07 00:21) 

klaviermusik-koba

akiraさん、しばらくぶりです。私勘違いしていたのですが、InterlakenからSpiezを通って、MOBの起点であるZweisimmenまで狭軌化、もしくはおっしゃるように3線化する、という話のようでしたね。ただこの区間はやはりZermattからSt.Moritzの路線に比べると、多少格が落ちる感じはしますが、それでもあの区間を3線化するのはそれほど大きな手間やコストがかかるとも思えないのですが、(秋田新幹線の大曲ー秋田程度?)どうして沙汰やみになったのでしょうね。最近、ブルーの時代のラインゴルトの食堂車が台車と連結器を履き替えてMOB路線内をを運行した、とありましたが、あれは車体が短いからMontreuxからの急カーブが可能だったのでしょう。
by klaviermusik-koba (2008-12-07 11:36) 

seidoh

私がスイスの鉄道に憧れるようになったきっかけは、まだ中学生の頃、鉄道ファン誌に掲載されたBruenig線の美しい写真に惹かれたことだったので、不惑を過ぎて初乗車したときの感激は一入でした。Bruenig-Bar車には気が付きませんでしたが、同型の1等車内はテーブル付のソファで快適そのものでした。
今はLuzernからEngelbergへ行く旧LSEとともにZentralbahnとなり、塗装も変わったようですが、個人的にはSBB時代の赤一色の方が好みです。

by seidoh (2008-12-07 11:41) 

klaviermusik-koba

Brünigbahnは私もそう何度ものっていませんし、最近の情報には特に疎いのです。ほかのスイスの国鉄のように当然、塗色もかわっているでしょうし、ご指摘のように、LSEと一緒になった、ということはもうSBBではなくなったのでしょうか。ご存じでしたらお教え下さい。

私もやはり昔の赤が好きで、BARもほかにもいろいろなかわったデザインのものがあるみたいです。
by klaviermusik-koba (2008-12-07 18:49) 

seidoh

こんばんは。
以下Wikiの受売りですが、連邦議会の要請?でSBBがBruenigbahnをLSEに売却し、2005年1月にZentralbahnが設立されたそうです。また、今でもSBBが2/3のシェアホルダーということですから、一種の3セク鉄道でしょうか。
我が国に比べてスイスはローカル私鉄を大事にしていますが、今世紀に入ってからは経営統合も進んでおり、生き残りには苦労があるようです。
by seidoh (2008-12-07 22:15) 

Akira

想像の域を出ることはできませんが、BLSとZB(ex.Bruenigbahn)/MOBの違いは線路だけでなく電気方式の違いもネックだったのかも知れません。ZBは交流15 kV 16,7 Hzです。
当然というか、BLSの電気方式を変える訳にはゆきませんから、少なくとも直通列車の機関車だけでも2電源式にする必要があります。それほど投資出来る余裕がなかったのかも知れません。
by Akira (2008-12-07 23:21) 

klaviermusik-koba

seidoh さん
なるほど、スイスの主な私鉄は3セク方式と聞いていますが、Brünigbahnもそういう流れになったのですね。スイスの小私鉄巡りの旅行をしたことがありますが、こんなに人が乗らない鉄道をいくらエコ重視とはいえ、よく運営が成り立っているなあ、とうらやましくも、多少あきれた記憶があります。

akiraさん
電気方式のちがいもネック、というのはあり得ますね。まあ秋田新幹線もゲージと電気方式の両方のネックはあったものの、何とかクリアできたわけですが、スイスの場合はまた別な問題点もいろいろ多かったのでしょうね。需要量の差でしょうか。
by klaviermusik-koba (2008-12-08 20:45) 

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