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廃線跡の散策 [鉄道あれこれ]

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 廃線になった鉄道跡をたどる、という趣味の人は少なくない。懐古趣味、とでも言うのだろうか、またそういう人向きのガイドブックも幾種類か出版されている。それはどこに住んでいる人でもそう遠くまでわざわざ出かけなくとも身近に結構見つかるものである。

 東急の路面電車もいまや三軒茶屋ー下高井戸間だけになったが、これが昔は澁谷から発車していたことはある年代以上の人なら「玉電」として誰でも知っている。しかし1969年に廃止になった二子玉川ー砧本村間(2.2キロ)のことを憶えている人はもうめっきり少なくなったと思う。これは我が家からもほど近く、いまはバスのターミナルになっているところが昔の砧本村の終点で、いまでも電車の終着駅というイメージが色濃く残っている。以前電車の鉄橋となっていた野川には新しい橋に掛け替えられ、橋の歩道にこの標識がある。その説明によれば、関東大震災で壊滅的になった東京の復興のために多摩川から砂利を運ぶのに利用されて再建に大いに貢献した、とある。ここから二子玉川まで、いまでもだいたいが遊歩道、もしくは公園としてきれいに整備されているが、散歩をしていてそれと気づく人は多くはないかもしれない。

 この正月、天気もよかったので妻と少しこのあたりを歩いてみた。なかなか気分がいい。
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