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北朝鮮のデノミネーション [経済]

最近北朝鮮オタクとして気になるニュースが3つあった。一つは「お世継ぎ問題」、次に北朝鮮製のジーンズがスエーデンだかで2万円で売られた、3番目が「デノミネーション」。デノミネーションとは、インフレが亢進して、紙幣の0の数が多くなって煩雑、ということと、対外的にもイメージとしてまずい、の二つの理由があって、日本でもこれまで何度かデノミの話が出ては消えた。

私がデノミが現実の問題として出くわしたのは2000年、ポーランドに旅行したときであった。ポーランド通貨、ズオーティの旧紙幣を100分の1に読み替えて、新紙幣を発行してしばらくは両方とも市場に出回っていた。混乱は起きるか、といえばそれはあまりなく、両方の紙幣が混在していても、0の数がちがうだけでデザインも紙の大きさもまったく同じだから、間違えることはまずない。

北朝鮮も100分の1のデノミを実施したが、このやりかたは私の想像を超えるものであったらしい。どこまで本当かは北朝鮮のことだから保証の限りではないが、デノミ自体はまあいいとして、問題はそのやり方である。たった1週間くらいの間に旧紙幣を新紙幣に交換すること、ただし上限は日本円にして2500円相当くらいまで、というのだ。それ以上もっている旧紙幣は無効になる。もしこれが本当だとすればもうムチャクチャではないか。国民のもっている金を全部召し上げるに等しい。その後どうなったか、続報をご存じの方はお教えいただきたい。
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