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Beethovenの第8番 [洗足学園音楽大學]

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 ここ2,3日いろいろな行事が目白押しでどれからブログに取り入れたらいいか分からないうちに日がたってしまった。

 まずは一昨日、サントリーホールで行われた洗足学園大学院のアンサンブル・コンサートの様子から。今回のピアノの出し物は私の編曲になるBeethovenの第8交響曲の第1楽章。あまり長くなるのも、と多少遠慮して1楽章だけにしたが、もう少し分量はあっても良かった、というのがまず第1の感想。私はいつもすこし遠慮しすぎるようである。

 編曲は私自身がしたが演奏は指揮も含めて全部学生にまかせた。将来は編曲もまかせられるといいと思っている。演奏は良くまとまり、全体の骨格はうまく表現出来ていたと思う。毎回思うことたが、サントリーの小ホールはピアノ2台のせるのが限度なので、そういろいろの可能性は選びにくい。昨年はそれでも室内オケの協力を得て、学生にもコンチェルト気分を味わってもらったがこれは成功したと思う。

 指揮をした中村君も暗譜で、指導力を発揮したし、4人のピアノ学生も協力的でいい雰囲気だったと思う。そしてこれは表面にはでなかったことだが、中村博行君が楽譜のミスを見つけるたびに私にメールで連絡をしてきた。原曲のスコアと比較しながら小さな書き落としやパソコン入力ミス、果ては私自身の編曲ミス(全体に重大な影響をおよぼすほどではないにしても)まで、合計すれば50カ所近くは見つけたのではないか。

 これは私もびっくりした。もともとそれほど細部までこだわって書く習慣はないが、いかに私の書き方がずさんだったかを気づかされた。以前、ほかの大学の学生がこれを弾いてみたいといいだし、一通りレッスンをしたことがあるが、学生の誰一人、1カ所のミスさえ見つけられなかったし、私自身も気がつかなかった。この能力には舌をまいた。
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