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ギリシャ問題(素人の経済論) [経済]

 ギリシャのように日本と殆ど関係なさそうな国の経済問題が全世界を震撼させている。EUからはさしあたり当面安全と思われる国の国債に金が逃げ出していて、ユーロは暴落。これまで、私は日本の経済はあと数年しか持たない、というふうに思ってきたが、それでも日本の国債も結構買われているところを見ると当面大丈夫、と外国からは思われているのかも知れない。でも今の日本政府に将来を見通した経済政策はないに等しい。増税はまず無理だろうし、高速道路料金問題程度のことすらすんなりと行かない。ヤバいことに変わりはない。

 一方、日本人の持っている金は、といえば超低金利に嫌気がさして、たいてい外国、主にドルに逃げ出しているが、今や世界中どこの通貨なら安定していて大丈夫、というものは存在しない。唯一安定している割にあまり語られないのがスイス・フランだが、これもダーティー・マネーのロンダリング通貨、とレッテルを貼られていて透明化するようせまられている。が、スイスはしぶとい。動く気配はない。スイスがEUに加盟しなかったのはこういう事態の起こることを見越していたのであろう。このところスイスはずっとだんまりを決め込んでいる。

 じゃあ、ギリシャの一般国民はどうなる、といえば、あいかわらず、オリーブ油の料理にワインに昼寝、という感じでゆったり生活していて基本的にそう変化があるとも思えない。何しろ西洋文明発祥の地、2000年以上存続してきた国。ユーロ騒動ごときで国がつぶれるはずはない。一番困るのは多分ドイツかフランスであろう。

 大して多くもらったわけでもない自分の退職金の管理、どうする? まあ現実に影響が及ぶまでには私の寿命とカネは尽きるであろうから大局的に見ればどうでもいい、といえばどうでもいい話なのだが。
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