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三菱UFJ信託芸術文化財団 [音楽一般]

 この財団の評議員、という役職にありながらあまり知らなかったのだが、実は今年私が関わりを持ったショパン関係のイベント、「パリ最後のショパンのリサイタル」や「ショパンフェスティバルin表参道」などには合計120万円もの助成金をいただいていたのである。

 この基金はオペラ・交響楽団の助成が主だが、こういうフェスティバルのような一過性のイベントにも意義がある、と認められれば助成がおりる。なまじっか私は選考委員のような立場になかったのでごく普通の一般申請で認められたのはよかったと思っている。

 この財団は20億(旧三菱信託銀行による基金)という財源があるので、現在の低金利下とはいえ、年間数千万円の果実があり、それで運営されている。会議の席上、はじめのころはゼロがあまりに多すぎてわけが分からなかったが、最近やっとこの辺の決算書などが読めるようになってきた。音楽関係の理事、評議員も高齢でこの1年でも何人かが亡くなられている。いずれも私が若い頃から少なからずお世話になってきた方々でばかりである。どうやら、今私が代わって頑張り時ではあるのかなあ、という感想をもった。

 決算報告の理事・評議会の後、私は発言を求め、この基金の運営されている方々に対し、音楽関係者として謝意を述べた。恩恵を受けている音楽関係者からこういう席上で誰も謝意を表さないというのは変だ、とは思っていたのである。
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