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ザワークラウト vs むうちん漬け [グルメ、といえるか?]

ザワークラウト:これはドイツで暮らした人にはお馴染みの酢漬けのキャベツ。よくソーセージなどに付け合わせて食べる。かたや、むうちん漬け:長野県北相木村特産のキャベツの漬け物。当然お新香としても美味しいし、現地ではおやつのお茶うけともなる。

私は昔ドイツ留学中、ザワークラウトをしばらく水につけて塩抜きしたものに味の素としょうゆをかけるとキャベツの古漬けに似た味になるので、漬け物の食べられないドイツではご飯のおかずとして重宝した。

いっぽう、北相木産のむうちん漬けをたくさんいただいた妻は少々困惑したらしいが、彼女の工夫で、これを同じように一度水で塩抜きをして、ザワークラウトに使われるスパイスを使って煮直し、ソーセージと付け合わせると絶妙なザワークラウトに変身した。ビール、黒パンと一緒に食べればドイツ気分満点。高級スーパーで瓶詰めのサワークラウト買うよりずっとうまいよ〜。

妻は、どちらもスパイスはちがうものの調理方法はキャベツを時間をかけて発酵させる、という共通点があるから、工夫次第では純ドイツ風にもなれば純和風にもなるのよ、と講釈をした。冬の間の寒冷地で必要な野菜の保存法として発達した、期せずして東西で似たような食文化ができあがった、といえないか。

残念ながらむうちん漬けは北相木村以外、そうどこでも手に入らないのが難点。じゃあ、紀伊国屋で瓶詰めのサワークラウト買ってむうちん漬けを作る? まあそれはやめた方がよろしい。
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コメント 4

darkhorse

お久しぶりです.日本の漬け物といっしょでドイツのザワークラフトも最初は乳酸発酵させてから,酢に漬けるのでしょうから,奥様の判断もあながち間違っていないような気がいたします.凄い応用ですね.
by darkhorse (2010-08-06 07:13) 

klaviermusik-koba

darkhorseさん、お久しぶりです。

発酵食品は体にもいいそうですから、塩抜きをする、というのも塩分を取りすぎなくていいかも知れませんね。
by klaviermusik-koba (2010-08-06 11:30) 

Akira

こんにちは、kobaさん。

昨日ドイツから帰国しました。一昨日のドイツ最終日の夜はミュンヘンのビアガーデンで飲むのが良いと思い、以前インターンシップしたDB中央局の向かい側にあるアウグスティーナーブロイの巨大ビアガーデンに行き、久しぶりに美味しい生ビールとザウアークラウト+ソーセージを食べて来ました。何もかもが大盛りなこの国のザウアークラウトも例外ではありません。しかし、あの大ジョッキのビールと一緒だとしっかりと全部平らげられるのですねぇ。

やはり、そのよそで他国の食べ物を食べるより、その国の美味しいお店で食べるのが一番だと再認識しました。

でも、そのむうちん漬け。オリジナルとザウアークラウト版の2つを食べてみたい気も...。
by Akira (2010-08-07 17:37) 

klaviermusik-koba

akiraさん

お帰りなさい。いい旅行でしたね。ブログは時々のぞいていました。アhグスティナーブロイですか、なつかしいです。ザウアークラウトはやはり本場に限ると思います。むうちん漬け、はあくまで「もどき」ですから。それと瓶詰めのものはやはりあまり美味しくない。これも土地により、微妙に味付けがちがうのでしょう。去年前橋でお会いして以来1年になりますね。

今年の夏は日本的にやたらと働かされ、南相木もお盆のころもいけないのではないかと思います。しばらく仙台に行っていてお返事遅くなってしまいました。
by klaviermusik-koba (2010-08-10 09:27) 

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