パン [グルメ]
ポーランドに限らないのだがロシア、ドイツなど旅行する最大の楽しみの一つはパン。とくに朝食のパンの種類とそのおいしさは比類がない。とくに先に挙げた3国でうまいのは実に多くの種類のライ麦パンがカウンターにずらりと並んでいるのを見ると、全部は食べられるわけもないし今朝は何と何にしようか、と迷ってしまう。
コンクールに限らず、ヨーロッパはコンサートも終わるのが遅いからそれからレストランで食事をするのは遅すぎるしたくさん食べるのも重すぎる。そこで、近くの食料品店でパン、ハム、チーズ、トマトや果物を買い込んでおき、ホテルの一室で食べる。これは一人旅行でやるのは少しわびしいが、妻と二人だと結構な夕食気分にはなる。ここでもパンを買うには問題がある。ワンパックの分量がすごく多いから、たくさんの種類を買えないのだ。
ホテルのレストランで食事をとると二人で邦貨に換算して1万円はゆうにかかるが、このやり方だとせいぜい500円も出せば数日分の食品が買えてしまう。二人とも2週間くらいご飯を食べなくてもとくに食べたい、という気分にはならない。それでも今回びっくりしたのはワルシャワ市内のスシ・バーの大量出現。犬も歩けばスシ屋にあたる、は少しオーバーだが、そんな感じなのである。見ると、日本人客はほとんどいなくて、もっぱら地元の人たちでしめられている。スシもこんなにインターナショナルな食べ物になってしまったのだが、日本のスシを食べ慣れた人たちにはなんか異様なスシである。入る気はしない。
日本人には異様だが彼らの味覚にはこれが合うのであろう。うるさいことは云う必要はない。我々の弾くマズルカもこんなものかも知れないからだ。
2010-12-08 09:42
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コメント(1)
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パンとマズルカ。
とても面白い締めくくりです。
ドンピシャですね^^;
私もあっちのパン大好き。イースト臭がなく小麦や素材の香り高く、日本ではおめにかかれないのが淋しいです。
by ake_i (2010-12-13 10:11)