SSブログ

無事故だった新幹線 [鉄道全般]

 やっと福島まで新幹線は復旧したようである。あまりマスコミでは報じられないが、あのカタストローフの瞬間時速300キロで走っていた何十本という列車が、どれも安全に停車し、路線の構造物もとりあえず安全に保たれ、その後の余震でなんども停車の憂き目にあっているけれど、一人の犠牲者も出していない、ということは私には驚くべきことで、未だに信じられないでいるほどである。この技術力の驚異的な高さはこの際もっと評価されてしかるべきだろうし、国際的にもアピールすべきだ。

 いっぽう、原発はあのていたらくである。災害があれば多くの人の生命にかかわる、という点では同じで、地震が起こる可能性が高い地域だが、今回の地震は想定外の大災害、という点では新幹線も原発も似た状況に置かれた。新幹線はすべて安全に止まり、いっぽう原発はいまだに先が見えないでいる。この差は、企業として安全対策を完璧を期すことは技術的にできるがそれでは採算が合わない、といういいわけにならない気がする。原発も新幹線ほどの用心深さがあれば、ここまではひどくはならなかったと私は思う。ついでにいうと、東海道新幹線が開通したとき、どこで大事故が起こったらどうする、というシュミレーションまですべてやり、棺おけの数まで列車の定員を考えて準備して置かれた、ときく。

 だが今回のレベル7評価は少し自虐的にすぎないか。とりあえず6くらいにして置いて状況を見る、という方法もあったはずで、海外の反響もおおむねそのようである。
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

MÄRKLIN MAGAZIN南相木日記 ブログトップ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。