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C61を見るツアー(2) [鉄道一般]

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 今日の新聞の夕刊に3両の蒸気機関車C61,C57,D51が高崎駅を同時に出発、と写真入りで出ていた。これに先立ち、私は20何年ぶりかで火が入り、昨日C61の初運転に乗車することができた。まあ混むであろうことは覚悟して出かけたが、予想以上で高崎の2番ホームはもう人で一杯。どのみちマシな写真は撮れない、とあきらめた。

 補機もなしで6両の客車を牽引し、しかも高崎から水上までの急な登り勾配の連続を走破するのだからこれは立派である。私が乗車したのは機関車のすぐ後ろの6号車なのでシリンダーの動きが直接伝わるし、煙は見えるし、ドラフトの音も聞こえるしで、いうことなし。渋川で写真撮影のため25分間停車。終着の水上では機関車はターンテーブルに載るために側線に入り、ターンテーブルも2回転させる、というサービスぶり。ただ私にはせっかく高崎支所にある旧型客車を使わず12系であったのが少々不満ではあったが。沿線でカメラを構えるマニアの数は乗客数より多いのではないか、と思ったくらいで、天気は理想的だし、さぞかしみんな満足出来る写真が撮れたことであろう。

 観光客も大体機関車を見飽きてほぼ人がいなくなってから側線で灰落としをし、給水、石炭ならし、軸受けに給油をしているのを1時間くらいC61をすぐそばでゆっくり眺めることができた。これは至福の時である。蒸気機関車とは、必要な部品が必要な大きさで、寸分の無駄もなく組み上げられ、デザインできる部分のすくない、実用に徹した巨大な鉄のかたまりが蒸気機関車であり、複雑で無駄のない構造美が人を魅了してやまないのであろう、とあらためて感じ入った。
 
 
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