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やまどり [鉄道一般]

 もと勝田電車区にあった485系をお座敷列車に改造してジョイフルトレインとして運転していたのを再改造したのがこの「やまどり」。これで水上ー上野間の帰路に就く。485を大改造した列車からは原型をほとんどイメージ出来ないほど「こんなにも化けられるのか」と感心し、なかばあきれた。今日はこれがそのお披露目の1番列車、ということである。広大な運転室にも車掌室にも数名の乗務員がいる。研修をかねているのかも知れない。

 わたしはもともとイベント列車といえばカラオケ列車、とか会社の慰安旅行でどんちゃん騒ぎをしていく列車、とかあまりいいイメージを持っていなかった。最近はこれもずいぶん様変わりしてきたようである。この「やまどり」6両編成はどの車両も2+1の座席配列で平均1両あたり20名前後、というあきれるほどゆったりしたもの。どの車両にも自由な空間、畳の部屋、キッズルーム、展望室などがあって座席、空間とも通常のグリーン車をはるかにしのぐ。これに匹敵するものといえば貴賓列車の655系「なごみ」くらいしかない。

 さらに違うのはこれはモハ485という車番からわかるように普通車扱いである。以前のお座敷列車や臨団用のジョイフルトレインはすべてグリーン扱いであったのであるけれど、どのみちパッケージツアーとして全部込みで発売されるから利用する方にしてみればどっちでも良いのだ。臨団といえば速く走る必要はないので「特急」とは名乗っていないがこれほど快適な列車(グリーン車も含み)はほかにない。

 これで東京ー高崎間の新幹線、SL列車の指定席、昼のSL弁当込みで11000円、というのはお値打ちといえよう。「ジパングクラブ」の会報に出たとたん、あっという間に完売になったようである。一般には発売していないから年寄りの特権かも知れない。なかなかJR東日本もやるなあ。

 
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