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CDの録音に立ち会う [ショパン]

 ピアニストの江崎昌子さんからショパンのオケ付き小品4曲をCDとして録音したい、という申し出をうけて、私もまた改めてこれに取り組むことになった。

Op,2 モーツアルトのドン・ジョヴァンニの主題による変奏曲
Op,13 ポーランド民謡による大幻想曲
Op.14 クラコヴィアク風ロンド
Op.22 アンダンテ・スピアナートとグランド・ポロネーズ

 すべて私の弦楽合奏のための室内楽ヴァージョンとして編曲したものを使うので、2日間、全部の録音に立ち会った。編曲者としてのイマジネーションを直接演奏家に伝えたかったからである。室内楽のメンバーは2年前、表参道のフェスティヴァルで演奏をお願いした瀬崎明日香さんをはじめとする、超ベテランのメンバー揃いで、江崎さんの演奏も素晴らしいが、ピアノと弦が渾然一体となった見事な録音で、当面これ以上の質の演奏は望めないであろう。編曲者として冥利に尽きる。
 これだけ分量の録音には通常3日は必要だが、メンバー全員と会場の都合、その他でどうしても2日しかとれない。なんとか2日で仕上げられたのもベテラン揃いだったからである。2年前、一度経験しているはずなのに、未だに楽譜のミスプリントや、私の書き間違いが10カ所以上もあり、メンバーから指摘を受けて冷や汗ものではあった。

 それでもテークを重ねながら、編曲の不本意な場所、その他問題点を録音されたものを聞きながら議論の上、その都度訂正出来たので、ほぼ完全なものに仕上がったと思う。大いに疲れたけれど得難い経験をした2日間であった。これから、編集やプログラムノートを作成するなどで、製品としてリリースされるのは半年以上先になる。
IMG_1783.jpg
 (録音風景・神奈川アートホールにて)
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