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自転車専用道路 [交通一般]

自転車専用道路などというものの観念すらなかった時代の日本だが、私が留学した1960年代にはすでにドイツでかなり整備が進んていて、なるほど、と感心した覚えがある。いまだに
日本では議論されているけれど、まだほとんど見かけない。ただ歩道、自転車道、車道、と分離すればすべて解決するわけではないことは、ヨーロッパでも問題になっている。自転車は走りやすくはなるが、その分スピードも出すからぶつかった時の被害も大きい。結局乗る人次第、ということになる。私は子供の時から自転車で走り回るのが好きで、よく友達とかなり遠くまで動き回ったが、いまはできない。妻から厳禁されているのである。あなたはせっかちだから絶対危ない、というのがその理由。

自転車の運転の横暴さは目に余るものがあるから、これは法的規制は必要であろう。事故を起こしたら車の運転と同じ罰則があるとみんなが認識すれば、多少は減るであろう。ただ自転車に乗る人の心理を車の運転者も歩行者も知っていると、かなりな程度事故は減らせる。自転車は一度走り出すとよほどのことがないと、足をおろして止まりたくない。またスタートに余計なエネルギーがいるから一旦停止はできるだけ避けたい心理が働く。もうひとつ、自転車運転者は見込み運転が多い。歩行者はいつもまっすぐに歩くものであって、急に思いついてショウウインドーに駆け寄る可能性があるとは思っていない。だから歩行者も進路を変える時に自転車が周りにいないか確認するくらいの注意はした方がいいし、私は被害者になりたくないからなるべくそうしている、しかし人はいつも緊張ばかりもしていられないから不注意の時もある。ヨーロッパ流の自己責任も限度があるから、その辺りの妥協点は見つける必要はあろう。
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