SSブログ

領土問題(2) [政治]

時折体をほぐすために訪れている中国人の整体師、C先生はざっくばらんな人で、私も治療を受けながらいろんな雑談をしている。いつも話題は豊富で、今日は「領土問題」で盛り上がった。時節柄これはお互い微妙な問題だから、私は避けていたのだが何時の間にかどちらからともなくその話題になった。C先生は中国も日本も歴史に詳しい人なのでそれなりのうんちくを持っている。

地政学的にみると、中国からも、沖縄からも尖閣諸島はものすごく遠い。どちらが領有するにしても、港湾を整備したり、インフラを整備するのも大変だから、あんなところに住みたがる人はいくら生活を保証されてもだれもいない。一方、台湾からみればごく目と鼻の先の島だから、歴史問題とか資源とかの各国の思惑を別にすれば台湾に属するのが一番自然ではないか。それより、中国があれほど尖閣にこだわるのは、資源もだが、あそこを抑えておかないとアメリカに自由に往き来され、中国が脅かされるのが一番困るのだという。ただ、今戦争をしたら中国は勝てないことはわかっているから、本当はもっと軍備の力がついてからにしたいと思っている。戦争にはならないが当分このギクシャクは続くでしょうね〜。困ったもんだ。etc.etc....


二人の好き勝手、なんでも言いたい放題、という論議は治療中であることを忘れさせる。かくて、一時間の治療の約束が、一時間半にも伸びた。これではせっかくほぐれた身体も元に戻るのではないか、と心配になった。

nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

領土問題ドン・ジョヴァンニ ブログトップ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。