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多党時代、ニッポン [政治]

 14もの党が出現したのである。以前は私は党で投票をしていたけれど、今度の総選挙は困った。どうしていいかわからない。原発問題、外交問題、財政問題、福祉介護問題、どれも簡単に答えの出せない問題ばかりの昨今、私はとりあえず脱原発、を最優先にしぼろうと思う。我が家もこのところLEDが増えてきて、これまで60ワットの電球であったのが、3ワット程度の消費電飾で、その明るさ、性能の良さも確認している。電気屋のおやじさんと話していたのだが、これが日本中に行き渡ればもう原発なんていらないんじゃないの、ということである。節電ムードにもかかわらず、なおまだ日本列島は明るい、衛星写真で見ると世界中で日本列島がとくに輝いているそうである。これをヨーロッパ並みにダウンすることで消費電力はずいぶん減るはずである。原発はこれからも必要、という議論には私はくみしない。多くの人が最初声高にいっていた、原発がなければ日本のエネルギーは絶対足りない、はずではなかったか?

 それと今回の選挙ばかりは、絶対に落選させたい人、というのが何人かいる。このマイナス投票制度は前から冗談半分によくいわれているが実現する可能性はなさそうだ。中国のように一党独裁、はごめんだが、14もの党は有権者を惑わすばかりだ。しかも選挙が終わればいとも簡単に党を離脱してしまう。ベルリンの壁崩壊後、一党独裁だったハンガリーにも20近い党ができて、何も物事が進まず困っている、とあるハンガリー人の知人が嘆いていたのを思い出すが、そのときはまだ日本は自民党の天下だったので他人ごととして聞いていた。だが、どうやら、日本もいまやハンガリー化してきた? そのハンガリーの現在どうか。ギリシャ問題に隠れてあまり日本では報道されないが、端的にいえばこれもEUの中にあってかくれギリシャに近い存在である。経済規模がもともと小さいからあまり問題視されないだけだ。でもハンガリー出身のすばらしいピアニスト、音楽家は昔から多い。これは何を物語るか。

 GDPの世界3位に転落した、といわれるが、5位だろうが10位だろうが庶民には何ほどのこともない。これまでが良すぎただけだったのだ。GDPで国民の幸福度は測れない。デンマーク、オランダ、オーストリア、スウェーデン、ブータン(!)のようにGDPのランキングにさえのらない多くの中小の国々の人たちの方が日本よりはるかに一般国民は幸福にくらしているように見える。成熟した国、とはそのような国々をさすのであろう。日本はいまや「生活の質」に一番重点を置くべき時期に来ている。(札幌)




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