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第7回定期演奏会 [札幌大谷大学]

ラインベルガー:ミサ曲 ト短調
レスピーギ:主の降誕の賛歌
ウェーバー:魔弾の射手序曲
リスト:ピアノコンチェルト 第1番
コダーイ:ハーリ・ヤーノシュ組曲

堂々たるプログラムになった。それだけでなく、演奏も格段に良くなった。やはり回数は重ねるものである。私は音楽大学でオーケストラをもたない大学などありえない、とつねに主張して,ずっとこれには一番力を入れてきたが、今回の公演のリハーサル・本番を聞いて、積み重ねの効果は大きい、と強く感じた。第一回目のコンサートで、いずれハーリ・ヤーノシュのような曲がこのレベルで演奏できるようになると誰が想像しただろうか。

ソリストの押切雄太君のリストも堅実なテクニックでとても音楽的であったし、レスピーギはこの音楽に深く心からの感動を憶えた。多分学生諸君もおなじ思いをもったと思う。もちろん問題はまだたくさんある。質的にも,量的にも、である。弦楽器のエキストラはいずれ頼らない方向にもっていきたいし,指揮者も自前でやる、のがとりあえずの中期目標である。私は本当に第一級の音楽だけを選んで学生を参加させたいのだ。そして演奏も第一級でなければその面白さはなかなかわからない。

でもこのプロジェクトも有り難いことに若手の先生方がいろいろアイデアを出し、多くの資金的、人的困難を乗り越えながらここまで来た。先生は舞台のセッティングや裏方も務め、その上で,自分も学生の足りないところを補って一緒にステージにたって合唱の一員も果たし、と一人三役もこなしたのでへとへとに疲れたことと思う。がまたその達成感も大きい。ハーリ・ヤーノシュに使われるハンガリーの民族楽器、ツィンバロムも東京から楽器と一緒に客演できてもらい、この珍しい楽器も大きな役割を果たした。(写真)

このプロジェクトは確実に定着し、もう私の手から離れつつあるあるのを感じる。第10回の記念演奏をどうするか,という話まで出ている。それは本当に嬉しいことだ。(札幌)
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ツィンバロム、リハーサル中
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