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自動車免許の更新 [プライベート]

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あっという間にまた自動車運転免許証の更新の時期が近づいた。来年2月が期限だが、その前に高齢者の講習を受けておかなくてはならない。これが結構面倒なのである。早くから自動車学校に予約をしておかないと、一月くらい前には予約がいっぱいでなかなか思うように取れない。最初は腹も立ったが、この年になると、自分の視力、判断力、反応力などをこのさい確認しておくのは悪いことではない。まだまだ車は当分運転したい。

ところで、この映像は24才くらいの時、ドイツでとった私の国際免許証。顔写真はついているが24才の時のままで、この写真をみて同一人物と判定するのはいまとなっては困難であろう。が、何といってもいばれるのは、これは国際免許で、しかも更新の必要がない、終身免許なのである。だから、何かのはずみで、仮に日本の免許証が失効になってもこれで復活できるのは、すごい強みといえる。現にいちど期間が過ぎて失効してしまった私の日本の免許証をこれで復活させた前歴がある。

日本の免許証の取得の試験は結構難しく、特に学科の問題は間違えやすい引っかけ問題が多く、みんな苦労する。日本語でさえそうなのだ。これをドイツ語でやるのはなかなか大変で、やはり、よーく読まないと間違えそうな問題が多い。実をいうと私は一度ドイツの試験で失敗したのだ。どうやらたかが車の免許証の試験、と少し甘く見すぎていた。今度こそは、と反省して問答集を買ってきちんと勉強し、2度目に無事免許を獲得した、と言うわけである。

試験場である外国人が試験官に質問した。「先生、私は外国人なので辞書をみても良いでしょうか?」その答がふるっていた。「外国人にドイツ人と同じ問題で試験を受けてもらうのは私も気の毒に思う。辞書くらい使わせてあげたい。でも、あなたは車を運転していて、標識の手前でいちいち停車し、辞書を出してその意味を確かめますか?」
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コメント 5

Akira

kobaさん、おはようございます。

私も自動車免許には苦労しました。
やはり当時ドイツで自動車の運転をするのには、日本で発行された国際免許証を黙認みたいな形で使えたのですが、正式にはXで、大学生になったとき、ADACで日本の免許証からドイツ語翻訳を作ってもらって運転していました。

日本の免許証は有効期限があるので、期限が来ればドイツ語翻訳も無効になるので私も試験を受けるかどうか悩んでおりましたが、期限間近になって、日独間で法令が変更され、日本の免許証はドイツの正式な免許証に書き換え可能になりました。本当に期限ギリギリだったので、警察だったかに日本の免許と共に書き換え申請して、晴れて試験なしでドイツの無期限免許証が発行され、引き取りに行ったときは、有効期限が過ぎた後で、日本の免許証には穴を開けられて戻ってきました。

帰国後は、今度は日本の免許証が失効していたので、改めてドイツの免許証にJAFの日本語訳をつけて、書き換え発行してもらいました。これは、ドイツでの筆記試験に受かる自信なかったので運が良かったと思います。
by Akira (2013-09-29 10:25) 

klaviermusik-koba

なるほど、akiraさんの場合ちょうど日本の免許が国際免許として認められるギリギリのところで幸運だったわけですね。私のドイツの免許試験は最初苦労したものの、ある程度慣れてくると、一定の業界用語さえ覚えてしまえばあとは割にすんなり言った気がします。今の人はそんなことしなくていいから楽でいいですね。
by klaviermusik-koba (2013-09-29 12:40) 

Akira

私もドイツの免許について記事を書きましたのでトラックバックさせて頂きました。
by Akira (2013-10-01 00:40) 

hikari

kobaさん、こんにちは。

JAMでは限られた時間でしたがお話しすることができ楽しかったです。
さて、大変恐縮ですが、一点だけ補足させて下さい。
ドイツの運転免許は今年の1月19日から終身有効ではなくなりました。

2013年1月19日以降に発行された全ての免許は15年有効。
2013年1月19日より前に発行された全ての免許は2033年1月19日まで有効。

つまり、当面は更新の必要はありませんが、制度上全ての免許において更新が必要になりましたので、お気を付け下さい。
by hikari (2013-10-03 07:31) 

klaviermusik-koba

hikariさん

その節は大変楽しかったです、ありがとうございました。

また、貴重な情報ありがとうございました。ドイツといえども時代が変われば免許のやり方も変わらざるを得ないのでしょう。2033年と言えばもう私はこの世にいませんから(万一生きていたとしても運転できる状態にあるとは思えない)関係ありませんが、hiklariさん、akiraさんくらいの世代の方々には記憶しておくべき問題でしょうね。
by klaviermusik-koba (2013-10-03 14:28) 

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