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スノードン登山鉄道(イングランド) [旅行]

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登山鉄道、といえばなんと言ってもスイス、オーストリアだが、イギリスで一つだけ代表的な登山鉄道をあげるとすれば、スノードン登山鉄道であろう。しかも全線ラックレールというのはこの国では他にないと思う。そもそもイギリスには高い山があまりないのだ。スノードン山はほとんど年中霧に覆われていて、晴れた山から下の景色が見えるのはよほどの運に恵まれないとダメらしい。この日も小雨模様の一日だった。

この鉄道は約半分が蒸気機関車で、あとの半分がディーゼル機関車とディーゼル動車で運行している。山頂までは約一時間あまりの距離だが、勾配はスイスの山岳鉄道に比べればそう急なものではない。例によって沿線は羊の群れが草をはむのどかな風景で、小雨の中を自転車で登る若者も見かける。

山頂での眺望は期待できなかったが、往復では、登りが2両編成のディーゼル動車、帰りがディーゼル機関車と蒸気機関車、と一応すべての動力車を体験した。なぜそうなったかというと、これもいかにもイギリスらしいのだが、帰途、ディーゼル機関車が途中で故障し、停止してしまった。かなりの時間車内でまたされていると、下から蒸気の救援列車が登ってきて、手前で停車し、小雨の降る中、客は一度地面に降りて歩かされ、蒸気牽引の客車に乗り換えて、麓の駅まで戻った(2枚目の画像)。スリリングだったのは乗り換えの場所がかなりの崖の上に止まったので、よほど気をつけないと、雨で濡れた滑りやすい崖の上を歩くわけだから落下の危険もある。

でも乗客たちはそのハプニングも楽しんだようで私も楽しんだ一人であった。機関車こそいろいろだが、客車はほとんどが木造で良く手入れをして大事に使っているところ、これもいかにもイギリスらしい。スイスのBrienz-Rothornのような客車もモダンになっていないで、超古ぼけた木造の車体をギシギシきしませながら登るところがなんとも言えずいいのだ。
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