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2015年ショパンイヤーに向けて [日本ショパン協会]

少々気が早いが、再来年、2015年はワルシャワのショパンコンクールの年にあたる。もうある程度、規則や曲目も決まっているようである、といってもそう大きく代わり映えのするものでもなかろうと思う。

それに向けて、日本ショパン協会でも5年ごとにワルシャワに合わせて、これまで独自に何らかの形でショパンコンクールを開催してきた。特に2005年、2010年には洗足学園音楽大学の全面的な援助のもと、オーケストラ付きのコンチェルトまでレパートリーに加えて開催することができた。指揮者の秋山和慶さん、当時の学部長の岡田さんが全面的に後押ししてくれたのも大きい。私としてはもうこれと同じ援助を学園に期待するのはいくらなんでもあつかましい、かといってコンクール自体やるかどうかは、秋の臨時理事会でもみんなの意見で「やる」と決めた手前、私としてはなんとかしなくてはならない。

とりあえず、どうなるか、もう当たってくだけろ、という感じで、洗足学園の学長とアポをとり、「こういう状態なのですが、とりあえず規模を縮小してもなんとか続けたいと思うのですが、学園としていかがでしょうか」とおそるおそるお伺いを立てたのである。

学長はじっと私の説明を黙って聞いておられたが、「前田ホールでやるか、シルバーマウンテンにするか、詳細、内容はこれから考えるとして、ぜひおやりください。可能な限りご協力します」と前向きな返答を得られた。ほんとうにありがたいことである。

これまで2度にわたって絶大なご援助をいただいたから、たとえここで、もう無理、と断られても感謝こそすれ、恨みに思う筋合いのものではない。まともなコンサートホール、オーケストラと指揮者を普通にマネージャーを通してやれば1000万単位の金がかかるプロジェクトである。2005年の時は私も腹をくくり、最悪、うまくいかない時のことも考えて、妻には場合によっては自分の貯金をはたいてもやるが覚悟はしてくれ、といったくらいだった(さいわいそれはなくてすんだが)。正直言えば、もう2015年までは私は生きていないだろうからあとは誰か考えるだろう、私が責任を持つのは2010年まで、と思っていたが、いまだに幸か不幸か生きているからこういう羽目にもなる。

とりあえず、2015年もなんとかメドが立ちそうになってきた。さあ、どのようにやるか、である。(札幌)
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