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ショパンフェスティバルin表参道2014最終日 [日本ショパン協会]

ショパン生誕200年を記念して発足した「ショパンフェスティバル・in表参道も今回で5回目となる。今週月曜日から毎日、ランチタイムコンサート、夜のコンサートやパネルディスカッションなど、私は全部顔を出しているわけではないが、何回か様子を見る限り、年を追って充実している感じが伝わる。とくに「ランチタイムーー」が当初、表参道の通りがかりの人にもワンコインの入場料で気楽に聴いてもらえる肩の凝らないショパン、と考えて発足したが、この場で若手の演奏家で有能な人が次々育っているのを見るのは嬉しいことである。

少子化、ピアノ人口減少を実感している私としては、一方でピアノ人口が減っているのに反比例して、才能のある人は増えていることもこのランチタイムコンサートを通じて力強く感じる。これはヨーロッパなどピアノ先進諸国にも言えることで、一時のブームのようなピアノを誰も彼も習う、ということの方がむしろ異常で、ピアノをやる人が減っても才能のある子が出てきたら、それをきちんとサポートして伸ばすことができる教育体制や、社会の理解や経済支援など、まだ万全とは言えないにしろそれなりに充実してきたことも原因している。留学などしなくても国産教育だけで国際コンクールに入賞するケースもいまや珍しくない。

それやこれやでこのフェスティバルはベテランの出演ももちろんだが、新人の発掘、育成にも一定の役割を果たすことができるようになったことは、当初予想もしていなかった結果で、今後はこれも大きな柱として育てて行きたい。

今日はその最終日。ポーランド大使、大使館の書記官などの出席もあり、ホールのキャパシティが100人程度なのに、全12回の公演の入場率が平均102%と事務局長から報告があった。
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コメント 2

ake_i

おはようございます。
素晴らしいことですね^^
この記事を拝見してとても嬉しい気持ちになりました♪

by ake_i (2014-06-08 08:24) 

klaviermusik-koba

ake_iさん

おはようございます。この貧乏フェスティバルもそれなりに軌道に乗りつつあります。私もボランティアでやっていてもそれなりのやりがいは感じています。まあなんでもやって見るものですね。
by klaviermusik-koba (2014-06-08 09:37) 

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