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とまり村のコンサート [ピアノ音楽]

毎年かならず12月28日、と決めて続けてきた私の出身地四日市で続けてきたコンサート、主催者から当初「80歳まで続けてください」と言われていたけれど、自分では「とても無理」と思い、事実、公的なコンサートはすでに引退を宣言したが、これだけは主催者の熱意で30年以上、今も続いている。

はじめは「なにをやってもらってもいい実験工房」と言われて、その都度思いついたことを脈絡なく気軽に続けてきたのが長年続いた原因かもしれない。毎回コンサートに来てくださる方々からも「これがないと年が越せない」と言われるのも励みになっている。ソロであったり、身近な音楽家にゲストにも来てもらって、あらゆる分野の楽器も出尽くした感がある。そこでここ10年くらいはこれまで培った人脈を生かし、とてもお願いできるギャラではないけど、と無理を言って共演してもらうおかげで、第一級の人たち(と私が認める)で固めてこられたから、今度はもう質を落とせなくなった。

質がよくなければ多分ここまで続けられていなかったであろう。地方都市の小さなコンサートであるが、聴きに来てくださる方の音楽的教養はもう半端ではないから、始めたばかりの頃のようないい加減なものは出せない。今年を含めてあと2回で目標は達成できることになる。マラソンもゴール目前である。

聴衆の常連のお一人、K先生は私の中学の国語の先生で、今もご高齢にもかかわらず外国を駆け回って写真を撮り続けていられる方である。昔の国語の先生の前での演奏はともかく、下手なトークはまことにやりづらい。「もう私も年だから今年は失礼します」と一昨年の年賀状にもあったが、暮のコンサートにもいらしていただけたのは嬉しい限りであった。
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