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車の異常は誰が検知するのか [自動車]

先代のVWでも起きたことだが、警告ランプがときたま点灯する。以前の場合はブレーキシューの異常、今回はタイヤの空気圧の異常である。コンピュータのない時代、車の異常は全て自分の五感に頼るしかなかった。運転中少しでも異常を感じたら、すぐに車を止めてボンネットを開けたりして、自分なりにこのまま運転を続けてもいいかどうかを判断したものだ。昔のタイヤは本当によくパンクしたからタイヤ交換は慣れっこになっていたが、タイヤの質が飛躍的に向上して、この所もう何十年もタイヤ交換をしたことがない。この車も交換用のタイヤがあるかどうかさえ確認したことがない。当然あるもの、と思っていたが最近は予備タイヤすらない車もあると聞く。

今度のタイヤ異常警告ランプは、まだこれから300キロも走る予定の道中で点灯した。さらにご丁寧に「タイヤの空気圧に異常を検知しました。運転を中止して最寄のディーラーまでお越しください」との文字情報もしつこく出る。自分の感覚では何も異常を感じないし、近くのガソリンスタンドで停めてよくみてもパンクした様子もなく、空気圧も正常。気持ちは悪いが旅行をやめるわけにいかないし、ディーラー、といったってそう近くにあるものでもない。

最初はこわごわ運転していたがとくに異常は現れないから、これは警告灯自体の異常、と判断して、高速道路も通常に走行し、無事帰宅した。さっそくディーラーでみてもらったが何も異常はありません、という。警告灯はちょっとした何かのはずみに作動し、そのまま作動し続けるのだそうだ。計器をもとに戻すには初期化をしないと戻らないのです、とそのやり方を教わっただけである。でも次にまた起きたときはそのやり方は多分覚えていないであろう。最近の警告灯は計器盤の中に無数にあり、何か点灯してもどこが悪いのか分厚いマニュアルを読まなくてはならないが、肝心のタイヤの正常空気圧はどこにも書かれていなかった。ディーラーで聞くと事もなげに、ガソリンの注油口の蓋の裏に貼ってあります、という。これも昔はフロントドアの開けたところに必ずあったものだが、どうでもいいことはいっぱい書いてあるが一番肝心のことをマニュアルに書いておいてくれなければ困るではないか。こんなふうだと警告灯は信用できなくなり、本当に異常のあるときも信用しなくなるのが怖い。
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