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17両編成のお召し列車 [どうでもいいこと]

 新聞をお読みになっていた鉄道マニアならこのタイトルで「ははあ、あれか」とお思いになるかも知れない。そう、北朝鮮、金総書記のロシア訪問のお召し列車である。もう現在はなくなったが、日本のお召し列車は私が物心ついて以来、5両編成、と決まっていた。今はもう皇族方も大体が新幹線でご旅行になるようで、「お召し列車」という言葉も死語となった。

 時代はずいぶんさかのぼるが大プロシャ帝国時代のウィルヘルム2世の宮廷列車でもだいたいが7−8両程度だったようである。いずれにせよ、お召し車両本体は1両と決まっている。ところがこの金総書記が専用で使う車両は編成中3両、とある。それも今をときめく、金満大国のトップならともかく、世界最貧国の一つとされる、北朝鮮のお召し列車が17両編成(ロシア領に入ってから更に4両が増結される、ということだから、合計21両編成)というまれな長大列車なのだ。なぜこういう長大な列車が必要なのか私にはよく理解出来ない。

 ただひとつ考えられる理由を見つけるとすれば保安上の観点からかも知れない。金総書記本人がどの車両に乗っているか一目でわかるような列車編成はヤバい。何両目に金総書記が乗っているか目をくらますためではないか。例えば外観だけピカピカに磨き上げて誰も乗っていない車両を中央に置く、もしくは「比較的」ショボく見える車両に内装を超豪華に仕上げて編成の後ろのほうにさりげなく連結する、などカモフラージュに北朝鮮鉄道局も苦労するのであろう。以前にも北朝鮮で貨物列車が爆破されたことがあったが一部では金総書記の列車をねらったのでは、という憶測もある。今日の当ブログは鉄道マニアはくだらない推理をする、とあきれられる内容となった。
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