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ベモ版ミニクロコ [BEMO]

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このくらいの大きさの機関車になるとやはりBEMOくらいのサイズがちょうどいいようである。ミニクロコにはオープンデッキの客車がやはり似合う。以前にLGBのを写真でご紹介したが,LGBはまたそれなりの迫力があるけれど,編成の列車,となるとこれはまた別である。このレイアウトは登山電車、という想定で製作したが、こういうものもあるから、やはりラックにしなかったのは正解だったといえる。

登山列車 [BEMO]

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 日本では一般に歯車の助けをかりて急勾配を登坂するやり方をアプト式、といっているが、これはたくさんある(少なく見積もって4種類)歯車方式の一つにすぎない。登山鉄道のほとんどあらゆる見本に接することの出来るのがスイスであろう。昔から高いところがあればとにかく鉄道を作る、というのがスイス人好みのようで、なかでも一番の急勾配はピラトゥス鉄道であろうが、470パーミル(1000メートル走る間に470メートル登る)という日本のかつての信越線の66パーミルから見れば信じられない急勾配をよじのぼる。しかもかつては蒸気機関車で押し上げたのだ。この現物はいまでもミュンヘンのDeutsches Museumでみることができる。これは同じ歯車式でもStrubという特殊な方式で,ほかでは私は見たことがない。

 この写真はFOの1990年代まで活躍したオープンデッキのかなり古いラック式機関車で、めずらしく機関車をこのように前につけて引っ張る方式であるが、これは有名な氷河急行など観光客の多い路線であることと、勾配が普通の登山鉄道のようにいつも同じ方向であるわけではないからだ。そのため、客車にも非常ブレーキと歯車が取りつけられている。歯車区間にさしかかると客車にも歯車が第3の櫛型のレールにかかるので、かなりの振動があり、だれにもここからラック区間であることが分かる。この方式だと200パーミルくらいが限度のようである。ついでにいうと普通の登山鉄道はほとんど機関車が谷側について客車を押し上げる方式で、客車と機関車が連結されてすらいないことが多い。日本では大井川鉄道に連絡している井川鉄道に小規模ながらアプト式の区間が見られる。

Gelenklokomotiv [BEMO]


サン・モーリッツの駅構内で列車の入れ替え作業を見ていたときのこと。この駅はレーテイシェ鉄道の拠点にあたる駅なので構内は広く、複雑にレールやポイントが組み合わされ、そこをこの機関車(Ge6/6)がポイントをいくつもわたってうねうねと動き回っていた。でもこれを観察していてあれ?と思った。ご覧のように6軸の動力軸を持っていて、車体は2つに分かれている。何しろ急カーブの多い路線のことだから、中央で折れ曲がるように出来ているのか、なるほど、と感心して見ていたのだが、Sカーブの多いポイントを通過するときでも車体は全く折れ曲がらないではないか?

理由はこの模型をフランクフルトの模型店で買ってみて、謎が解けた。これは実は2つの車体が縦方向に折れ曲がるのである。つまり勾配が多いので、水平の路線から勾配にかかるときでも軸重が各軸に平等にかかるように考えられたものであろう。横方向に折れる機関車は世の中多いが、縦方向に折れ曲がるのは珍しいのではないだろうか。もしかして有名なミニクロコは縦にも横にも曲がる?どうなんでしょうか。いったいこのGelenklokomotiv(Gelenkとは医学用語で関節のことを言う)何と訳すべきでしょうか。


あけましておめでとうございます [BEMO]


ことしも・・・・とりあえず鉄ネタから。昨年暮れ、Rさんにすすめられて「LOCO」という名称の集電不良の特効薬を3個も買い込んだ。よくは知らないが、なんでも宇宙船などで使われるものとかで、小さなひと瓶2500円位もするからこの種のものとしては異例に高い。
元旦そうそう、2線式のBEMOのなかでも特に2軸で一番集電が悪く、ほとんどまともな運転をあきらめていたものを出してきて試してみた。しばらく走らせていなかった線路のホコリをとり、一応清掃してからやってみたら・・・うん、なかなか悪くない。車輪に一滴、たらすだけなのだが、このFOのRe2/2はなかなかの走りを見せた。トンネルや普段清掃の手の届きにくいところには威力を発揮しそう。多少車輪がよごれたままでもいけます。まあメルクリンなら車輪がメチャクチャよごれていても走りますが・・・。


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