SSブログ

トルコ・イスタンブール(1) [古い旅のアルバム]

写真.JPG
(イスタンブール・ウシュキュダル駅、アジア側のターミナル。あらゆる国の機関車が雑居して使われている。これはフランス製っぽいですがよく分かりません。東芝製のEFOOごときものも見た。生きた世界の鉄道博物館の感を呈している。1996・夏)

今でこそ家族で海外旅行など珍しくもなんともないが、我が家が始めて家族4人で海外旅行をしたのが1984年、オランダ、ドイツ、イタリアを訪れている。このとき下の息子は小学6年生、私は仕事を休み、息子たちには学校を一ヶ月近くも休ませての大旅行である。みんなに無茶苦茶ではないか、と言われたものである。しかし、私は子供達には早くから外国を見せておきたかった。学校など逃げていきはしない。

それいらい、家族全員揃っての海外旅行は4回あり、最後は1996年のトルコ、ギリシャ旅行が今のところ最後となっている。なぜこんなことを今言い出したかというと、息子がトルコ、ギリシャ旅行をしたときの写真、約600枚以上をiPadにスキャンして入れてくれたのだ。妻を除いては全部鉄道に大なり小なり興味を持っているからかなりの鉄道の写真がすべてフィルムになって眠っている。当然「Rheingold」など全盛の時代に乗車し、撮影もし、残された写真もたくさん含まれている。またバイロイト音楽祭で鑑賞した「ニーベルンゲンの指輪」の映像など興味のあるものが、我が家でこれまで大部分放置されてきた。

これを全部私のiPadに入れてくれたら、私がいずれ老人ホームで暮らすようになっても、退屈で困るようなことはないであろう。特に鉄道の写真は今となっては面白いと思うものもたくさんあるはずである。その他、歴史的な遺産など厖大な分量の自分たちでとったものがある。3台のカメラで私、二人の息子とそれぞれが違う視点で撮っているから、私ですら一度も見ていないものもある。デジカメもスマホもケータイもなかった時代。動画は撮れたが機械が重くて大変。マンハイムでラインゴルトの分割を撮影していたら、当時最新のソニーのベータが珍しがられたものだ。

もとより、これらを全部ブログに掲載するのは不可能であろうが、おりに触れてその一端を鉄道に限らずご紹介して行きたい。プロコフィエフを気取るわけではないが題名は「古い旅のアルバムから」として写真集をみながら面白いものを多少の解説付きで(古いから記憶が曖昧なものも多いが)掲載します。

nice!(3)  コメント(4)  トラックバック(0) 

nice! 3

コメント 4

masato-marklin

私もiPad,miniに仕事関係の本や趣味の鉄道模型の本、約300冊、一昨年のドイツ旅行や孫の写真等、1500枚ほど入れてあり、もはや手放せないアイテムになっています。
小さい文字なども拡大して見られますし、昔の本もダウンロードできたり、便利な時代になったと思いますが、古い本などの感触や臭いなども捨てがたいですね.....


by masato-marklin (2013-03-20 21:54) 

klaviermusik-koba

本当に便利なものができました。ただこれに頼りすぎるとなくした時にどうなるかを考えるとぞっとします。PCにでもバックアップさせておいた方がいいのでしょうが、それもなかなか大変で。。。

おっしゃるように紙の本はやはり「本を読んだ」という実感が違う気がしますし、なんかiPadで読んだ本はすぐ忘れてしまいそうな、というか、存在感が薄い、と感じます。。。。
by klaviermusik-koba (2013-03-21 08:11) 

Akira

Kobaさん、こんにちは。

私も昨年末から今迄たまりにたまった荷物を移動、整理せねばならぬことになり、未だ片付けが終わっていない状況なのですが、昔撮り集めた様々な写真を初め、書籍、それからガラクタなど様々なものが長い眠りから醒しつつあります。片付けをしながら思うのは、1つ1つが貴重なものであっても、それを全て頭の中に引き出しとしてしまっておくことが出来ない私には、データ化しパソコンで整理してしまうことで問題を解決できます。
それを端的に示すことができたのは、昨秋ドイツに旅行した際、iPadを持参したのですが、昔お世話になった方に再会した時、たまたまiPadに保存していた家族の写真などをそのまま見せることが出来たのは、まさにタブレット端末が活躍した瞬間でした。
一方で、これら端末もちゃんと機能していればというのが前提なので不安感もない訳ではないです。ただ、多すぎる書籍類に自身が埋もれてしまうことを考えれば、それら過去の書籍類がデータ化されればスマートな生活が出来るなぁ..とも思います。
by Akira (2013-03-21 08:40) 

klaviermusik-koba

人生というのは実にたくさんのことを経験しながら、多くのことはよほど自分にとって印象的なことしか記憶に残っていないものです。
自分でとった写真ですら、どこで、いつ撮影したかもわからないものがあります。この多くの写真にある程度解説をつけて掲載するのは、ブログを読んでくださる方のため、というより、どちらかといえば自分の記憶を保存するためでもあるのです。おつきあい下さる方にはご迷惑な面もあるとは思いますが。。。
by klaviermusik-koba (2013-03-21 09:50) 

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

東北の春南鳥島 ブログトップ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。