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成田空港まで36分 [鉄道全般]

 毎日新聞のコラムにこんな記事があったのを鉄道マニアなら見逃すはずはなかろう。成田空港は遠い、と一般に不評だが、実際は成田は都心からの直線距離にすればそれほどのことはない。ただアクセスが悪いだけなのだ。東京ー成田空港間はJRの営業キロで79.9キロ、1時間。一方やはり遠いといわれる札幌ー新千歳は46.6キロ、快速で36分。確かにこれで見ると成田は時間がかかるのは仕方がない、と思えるのだが、もう1度改めて地図を見直してみると、JRは市川を頂点として一度ななめに千葉まで下り、千葉から再び北上する形になっているから、これを成田空港まで都心からほぼ一直線に結ぶと、だいたい三角形の2辺と1辺の関係になり、この鉄道が実現すれば、本来成田エクスプレスで1時間(京成のスカイライナーもほぼ同じ)もかかるのが不思議なくらいなのだ。

 新聞によれば、京成電鉄の高砂から、北総鉄道に入り(ここは現在でも線形が良いので130キロで走れる)、印旛から先をほくほく鉄道並に160キロで走れる軌道を新設すれば都心と成田空港が36分で走行可能になるのだそうだ。もしそれが実現すれば、軌間の同じ京浜急行とも直通できるから、羽田空港ー成田空港間ももっと短縮できることになる。ネックは上野ー高砂間で、私も先日所用のため京成電鉄で高砂まで乗ってみたからわかるのだが、この区間は実にカーブが多く、いっては悪いが昔の田舎鉄道の域を出ない。これを計算に入れてもなお36分だそうだから画期的、といえる。しかもこの路線は標準軌よりは幾分狭いが、ほぼそれに近いのでうまくやれば新線区間は200キロで走るのも不可能ではない、と私は考える。断然有利である。


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