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四日市レールファンクラブ [模型鉄道]

 四日市レールファンクラブ(YRFC)という鉄道趣味クラブがある。ながらくここの会長で四日市の鉄道模型の草分的存在だった医師のSさんが80才を機に開業医をリタイアされることになったのをお祝いして、当時の初代の中心的会員が顔をそろえた。そのうちの何人かはいまもたびたびお会いしている人もいるし、半世紀ぶり(!)という人も数名いた。全国に散っている当時の顔ぶれがほぼ全員そろったのも、ひとえにSさんの人徳によるものだろう。
 
 医師、鉄道ファンのほかに郷土歴史家として自他共に認めるSさんにお会いするのは久し振りだが、さすがに年を召されたとはいえ、話をはじめれば半世紀前にあっという間にさかのぼる。実にまめな人で、今回のために、誰がいつYRFCの会員になったかが月単位で記録されたものを持参された。それによると私の入会は1948年とあるから、何と私が12才、まだ小学生だったことになる。当然顔ぶれはほとんどが今は70歳以上ということになる。このYRFCは後輩たちによって現在もなお存続し、毎月例会の運転会を開いているそうである。

 私の鉄道の経歴はピアノのつきあいよりはるかに長い、とつねづね豪語しているが、はからずもこれが証明されたことになる。この会が発足したのは、終戦の翌年、全くもののない時代だったのだが、それでも手にはいる材料の範囲で何とかやりくりして模型づくりをしてきた仲間である。話題は当然鉄道が中心だが、この仲間たちは私のコンサートが四日市であるたびに駆けつけてくれる人たちでもあり、趣味は鉄道を中心として、音楽、オーディオ、カメラや映像、山登り、旅行、果ては麻雀まで、多くの趣味を共有している。こんなグループも珍しいのではないか。

 話題は近鉄2200に始まりあらゆる鉄道、模型、当然LGBやメルクリンにも及ぶ。自慢するわけではないがその中で現在もなお鉄道模型を続けているのは私と後2,3人に過ぎない。歓談は遅くまで続き、私は最終の特急南紀6号で四日市を後にした。山ほどの資料を手にして。幹事の労をとってくださった、Yさん、Kさん、ありがとう。楽しかったよ。


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