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最古の自作模型電車 [模型鉄道]


 私の最古の作品で現存しているもの。京阪神急行(現在の阪急京都線)のデイ100型。3両編成のうちの1両。16才高校生時代。Oゲージで当時は鉄道模型を作るのに、手に入る部品といえば、モーターと台車と車輪、パンタグラフくらいのもので、それ以外は、電気屋、小間物店、模型飛行機用部品、など使えそうなものは何でも活用し、すべて自作によるしかない時代だった。実物の図面などは手に入らないから、写真と、後はひたすら実物を出来るだけよく観察するしかなかった。それも当時四日市から大阪まで出かけるのは決して簡単ではなかったのである。ピアノのレッスンの帰りを利用して阪急の十三駅にじっとたたずんで半日も電車を観察し、写真とメモをとっていたものだ。

 去年南西ドイツ放送の取材を受けたとき、彼らの目的は当然拙宅のメルクリンのレイアウトだったのだが、私の昔の作品にとても興味を持ったようだ。「金も物もない時代にこれだけのものがつくれたのか」というわけである。先日の四日市のレールファンクラブの会合で、昔の作品を保存している人は本当に少ないことがわかり、あえてブログにのせてみる気になった次第。このデイ100の3両編成以外に阪急900+950、2編成計4両だけが、当時のままなんとか原形を保っている。車体やウインドウシールのリベットの感じをだすために、母親の裁縫道具の中から歯車付きの道具を借りて、厚紙の裏から押し当てて作ったが、おかげでこの道具は台無しになり、大目玉を食らった記憶がある。


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