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ライン河左岸の18型 [鉄道全般]

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 ドイツの鉄道写真撮影場所のきわめつきは、現在もこのライン川左岸であろうが、かつて看板列車「ラインゴルト」や「ローレライ」が疾走した路線も、時代とともに風景も変わる。これはどうやら1930年代の写真のようだが、Oberwesel付近の基本的な地形は昔の通りではあるものの、まだ、高速道路もないし、いまほどに家も建て込んでもいない。BR18に牽引された、ごく通常のD-zugなのだが、これは当時「ラインゴルト」も牽引していた花形機関車でもある。

 これもドイツの「古き良き時代」のひとコマであろう。そういえば、最近、ある雑誌でC53に牽引されるタンクの水槽車つきの「つばめ」編成(ダブルルーフのスハ32あたりと思われる)の昔の写真を見たが、これもたぶん上の写真とほぼ同じ時代であろう、第1次、第2次大戦の間のつかの間の平和な両方の国を重ね合わせてひとしきり、感慨にふけった。
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Akira

ドイツの「Rheingold」と日本の「つばめ」は、どちらも歴史ある代表的な花形列車ですね。ドイツのBR18.4/BR18.3に対して日本のC53、その後のBR03.1/BR01に対してC62。更には電化後もBR E10.12に対してEF58と国は違えど同じような歩みに感慨深いです。もっとも今ではドイツは、列車名がなくなり、日本では九州新幹線の名前になってしまいましたが...。
by Akira (2008-06-15 18:50) 

klaviermusik-koba

ドイツも日本も第2次大戦で徹底的にやられ、奇跡的な復興をとげて世界を驚かせた、という点でも共通性があり、基本的に勤勉な民族、という点でも似ています。そういわれてみると、鉄道の歩みもやはりどこか似たところがありますね。
「つばめ」九州新幹線全線開通でこの名前も消えるのでしょうか・・・。
by klaviermusik-koba (2008-06-15 21:29) 

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