うみほたる

（「うみほたる」から東京湾の彼方に冨士をのぞむ）

あけましておめでとうございます。昨年はいろいろお世話になりました。本年もブログをよろしくお願い申し上げます。

　３カ日は外出はあまりしないが、最近車に乗っていないのでバッテリーあがり対策として道がすいている元旦をねらってドライブをしてみた。めざすは「うみほたる」。開通当初、通行料5000円といっていたが、800円まで値下げされたから、まあこれならいってみる価値はあるかな、と思ったのである。

　うみほたるは元旦も午前中とあって、そう混んでいる、というほどではない。いつもは上空から見下ろしているうみほたるだが、ここから飛行機を見上げるのははじめて。海上に作られた建造物、というよりは客船から海を眺めている、という感覚に近い。それにしても現実に来てみると、日本の土木技術、とくにトンネル掘削技術にはあらためて舌を巻くしかない。東海道線の丹那トンネルにはじまり、地盤の極度に劣悪な日本列島のいたるところにつくられたトンネル。この技術はもう世界に冠たるものがある。新幹線もそうだが、世界に誇る技術を持ち合わせながら、その割に日本は世界にアピールする力が弱い。音楽家もたぶんその範疇に入る。だからせっかくの技術や新幹線のシステムもみんなフランスやドイツに、こと売り込みに関しては先を越されてしまうのだ。残念というほかない。

　うみほたるの眺めのいいレストランでコーヒーを飲みながら、相次いで羽田に着陸する飛行機をながめ、こんなことを考えていた。



　

コメント 2

あけましておめでとうございます♪
ステキなお写真ですね。
富士山が喜んでいるように思います。
私は、滅多に乗らない自転車が錆びると思い、元旦は実家までサイクリングしてきました。
今年もよろしくお願いいたします。
by ake_i (2010-01-02 23:25) 

富士山が見られると思っていなかったので、これは思わぬ余録でした。今年もお互い、ピアノを弾きましょう！
by klaviermusik-koba (2010-01-03 09:14)