SSブログ

東京は大雪、札幌は快晴 [旅行]

昨夜萩原和子先生が急逝された。日本ピアノ教育連盟発足当時から連盟のために粉骨砕身尽力された恩人である。そのお通夜が昨夜営まれたがみぞれまじりの悪天候の中、先生の地元、本八幡の葬儀に列席した。

翌朝、東京は一面の雪である。自分で運転して羽田空港までいくつもりだったのが予定が大きく狂った。世田谷の自宅から羽田までいくには、(1)電車を乗り継いでいく(2)タクシーで行く(3)マイカーでいく、の3通りがあるがこの雪では自分の運転は大丈夫でも途中で何がおころかわからない。タクシーも同じ理由でこれもヤバい。唯一の確実の方法は電車を乗り継ぐしかない。重い大きな荷物を持って一番のラッシュに電車に乗るのだ。今でも混雑率が日本最大といわれる悪名高い「大崎ー品川間の朝の8時15分頃」をありがたくない実体験することになった。

いやあ、聞きしに勝る地獄である。大きな荷物をかかえていると、なんかそれだけでまわりから冷たい目で見られる気がする。サラリーマンは毎日こんな思いで通勤しているのだが、よくこれで命がもつなあ、と感嘆することしきり。

ただ面白いのはこんな混雑でも通勤客はそれなりに整然と乗車しており、誰も罵声を発したり、けんかをしたりしない。ただ黙々と乗っている。痴漢の方はわからないがこんな状況下では大いにあり得るだろう。どんなに逃げようと思っても私は隣りの女性からはなれることはおろか、身動きすらできないのだ。なまじ変に身動きするとかえって疑われる。これは男が悪いのではなく、こういう、人間を家畜以下の状況におく電車の方が悪い。自慢にはならないが日本人は本当に我慢強い。

苦労したおかげで飛行機には余裕で間に合い、札幌便はクラスJをとっておいたから先ほどの地獄がウソのようである。札幌は東京の悪天候に比べ、快晴で快適なフライト。悪天候であっても私はひどい目には遭わない(通勤地獄は体験したとはいえ)、という強運は今日も発揮されたようである。(札幌)



nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。