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Ile de Feu (火の島) [旅行]

 新燃岳の噴火の火山灰の影響を私は心配していた。昨日、一昨日の鹿児島行きの飛行機に影響があるのではないかと思ったのだ。新燃岳は地図で見るとちょうど日向灘から鹿児島空港に向かう航空路に当たっている。事実、宮崎便には欠航も出ていたようだが、鹿児島便には幸い影響はなかった。火山灰がエンジンに入ると、最悪エンジンが停止する、ということを聞かされていたので気になってはいたのである。

 昨日はいつもより航路を南寄りにとったのかも知れないけれど、新燃岳は思ったより遠く、右手に噴煙をあげている姿がよく見えた。当日は桜島がやはり噴煙を上げており、これも心配だったが現地ではニュースにもなっていなかった。桜島はこの程度のことはしょっちゅうあるので、誰もが「あ、今日は煙が出ているな」程度にしか思わないようである。

 考えてみれば九州は阿蘇山、雲仙岳、桜島など噴火の火山が連なる「火の島」であり、イタリアのストロンボリに匹敵する、といってもいいかも知れない。幸い歴史上ヴェスヴィオのように町をいくつも完全に廃墟にしてしまうほどの噴火は経験していないが、雲仙岳の大災害はまだ記憶に新しいし、さらに台風の通過の要所にもあたる。九州はまことに過酷な島、といわざるを得ない。
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