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九州新幹線(1) [鉄道全般]

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(広島駅に到着した「さくら572」)
 大災害と1日違いで開通した九州新幹線もお祭りムードにだいぶん水はさされたようであるけれど、日曜日ということもあって「さくら572」は鹿児島中央駅をほぼ満席で出発した。大災害と関係なさそうなくらいはなれている鹿児島で、全く影響がない訳ではないが、これについてはまた別項目に記すことにする。「さくら」は基本的にN700をベースにしているからさほどびっくりするほどのちがいはないけれど、室内のデザイン、それに写真からはなかなかわからないが、外装は白ではなく、だいぶん青みがかったクリームで内装と相まって暖かみがあり、JR東海のように実用一点張り、という冷たいイメージがずいぶん薄らいでいる。

 鹿児島中央駅はお祭りムードいっぱいで華やいだ雰囲気で多くの観光客や鉄道マニアが大勢写真を撮っている。鹿児島はずいぶん遠いところ、と思っていたが、ここから広島まではわずか2時間40分。本当に早いことを実感した。トンネルが多い上に熊本駅もホームの脱落防止が柵ではなく、高い壁なので隣のホームに連絡しているはずの「つばめ」がほとんど見えない、という始末。写真も何も撮れないのである。ホームからさえ写真を撮れるチャンスは少ない。ここまでする必要があるのだろうか。

 特筆すべきは普通車の指定席であろう。私は席に着いても普通車のはずなのにグリーン車とまちがえて乗ったのではないか、となんども号車番号と切符を確かめたほどである。2+2の座席は幅も、ひじかけも、ピッチもゆったりと広く、違いといえば足おきがないことと、リクライニングの角度が少し少ない、肘掛けに布団があるかどうかくらいの違いしかない。一方、おなじ普通車でも自由席になると基本的に2+3で従来の「のぞみ」とたいした違いはないから、指定席車とグリーン車の差が限りなく少なくなり、自由席車との差が大きくなり、実質3クラスの感じになる。飛行機に例えると、自由席車はエコノミー、指定席車はビジネスクラス、グリーン車はビジネスクラス・プラスといった感じか。客の需要に会わせて指定席車を増減する、という融通がきかないのではないか、と気になった。(つづく)

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