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南相木日記(2) [レーマン(LGB)]

 ここ何年間か鹿が急に増えた。このあたりの農家は畑のまわりにネットを張りめぐらし、鹿に食い荒らされないよう必死に対策をこうじている。

 我が家も敷地内のイチイがかなり食い荒らされ、なかには枯れてしまったのもある。枯れないまでも鹿の届きそうな新芽は食い荒らされ、植木として全くかっこうわるくなってしまった。レイアウトも被害を受けた。レールがぐちゃぐちゃになっていたのは、どうやら鹿の仕業らしい。それでももう一度もとにあったと思われる場所にレールを敷き直してみると、以前より倍くらいの距離になったエンドレスだが思ったより、よく走る。理由の一つはレベルがほぼ平らになったこと、もうひとつはしっかりしたコンクリート道床になったことで、接触不良が少なくなり、レールのジョイントもそれほど完全ではないのにもかかわらず、なんとかなっている。

 LGBの前の持ち主であるD先生はやはり保守には苦労されたらしく、一夏のうち、なんとかまともに走るようになったのは最後の数日だけ、ということだったようである。これも今にして思えば基礎がちゃんとしていなかったせいであろう。やはり何ごとにも「基礎が一番大事」ということを思い知らされた。

 LGBも次世代に受け継がれつつあるが3代目になってやっと本格的にものになりそう。このコンクリート道床ならこのような冬過酷な土地でも半世紀は充分もつであろう。半世紀あとのLGBは誰が所有し、どうなっているか。いずれにせよ今の機関車はこの調子だと半世紀あともまだ健在と思われる。初代の持ち主が購入してからすでに半世紀はたっているのだから。私の不注意で壊したもの以外、故障して動かない動力車は一つもない。ドイツ製はやはりすごい。

 いまのところまだ一部旧線の急カーブと地盤の不安定なところがあるので、小型で軽量の車両だけを運転している。昨日とうってかわって今日は小雨もよう。台風が近づいている。


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