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いさぶろう・しんぺい(JR九州) [旅行]

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「はやとの風」に接続する、座席指定普通列車。肥薩線、吉松ー人吉間。なぜこの区間だけが独立した普通列車になっているかは、実際乗車してみないとなかなかわからない。38キロの区間を1時間15分かけて走る。途中ループ線とスイッチ・バックが2カ所あるのがみどころ。

 「この列車には普通の切符でご乗車になれますが、自由席は7席(!)しかありませんので指定券をお求めになることをおすすめします」と時刻表には掲載されている。「はやと」と同じキハ47を改造したものだが、こちらの内装はもう少し居酒屋風。なぜこうなのか。

 私の隣のボックスに座っていた年輩の女性から話しかけられた。「私は熊本に住んでいるのですが、孫が吉松に住んでいるので、顔を見にときどき行くんですよ。特急は人吉までしか行かないので、観光客ではないけれどこの列車はよく利用します」。なるほど、それでこれが特急料金のいらない普通列車であり、自由席が7席の理由が飲み込めた。この「しんぺい」(2往復)をのぞくと超閑散路線なので一日3往復しか列車はない。この7席はこういう「地元の普通の人」用なのである。つまりは多くても7人しかふつうの利用客がないということか。しかしこの方は指定券を持っていらっしゃる。「こんなに空いているのになぜ指定席ですか?」ときいたら「自由席は寒くてねえ」とおっしゃる。なるほど、観光路線だからしょっちゅう止まり、そのたびに7,8分程度ドアが開きっぱなしだから、冬はそれは寒かろう。それと、ときどきツアーの観光客がこの区間だけ乗車して、ループ線を見学し、終点からまたバスで帰る、というのもあって、その時は超満員になるから指定券を買っておく価値はあります、とも教えてくれた。

 ワンマン運転で車掌はいないが可愛いお姉さんが添乗員として案内役を買っている。
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