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空港アクセス変わり種 [旅行]

 九州内の空港アクセスは福岡を除き、すべてバスだけが頼りである。そんな中、熊本空港が一風変わったアクセスを提供している。それは、「タダのタクシー」である。インターネットでこの情報を入手して、一度乗ってみる気になった。それは豊肥本線「肥後大津」駅から、熊本空港まで、無料タクシーに乗れる。この駅は豊肥本線の熊本から電化している最終駅で、ここから先は非電化区間だから、ローカル線独特のキハOO、もしくは「ゆふいん」などの観光特急があるだけである。熊本から肥後大津まではいわば熊本のベッドタウンで利用率もそれなりにある。とはいっても、2両編成の電車が一時間に2、3本程度走っているだけだが、電車の肥後大津駅到着に合わせて、こんなワンボックスタイプのタクシーが空港まで無料運行している。これは飛行機の乗客だけではなく、誰でも乗れる。

 但し、どうも時間が当てにならないのである。私の乗った電車が到着すると、すぐ連絡するはずのタクシーはどこを見回してもいない。10分くらい待ってもその気配がないので、駅員に聞くと、「そのうち来ます」とのことなので待つこと15分、やっとワンボックスタイプの車があらわれた。一人の女性客がおりたのと交代に、空港行き乗客は私一人だけ。一番気になる「なぜタダで運行できるのか?」ということだが、運転手に聞くと、熊本空港、肥後大津市、それと地元のタクシー会社の3セク運行なのだそうだ。それでは、タクシー会社の権益が侵されるのでは?と思うのだが、それでもこれで肥後大津市に多くの乗客が来てくれれば結果的に全体としてうるおう、という計算のようだ。(タクシーに正規料金で乗ると2000円程度)

 乗客からすれば、リムジンバスよりこの方が安いし、肥後大津駅は地上ローカル駅なのでタクシー乗り場までせいぜい100メートルもないくらい。大きな荷物を持つ人にはありがたいし、時間的にも早い。いいことずくめなのだ。でも、これは1年間の試験運行で来年3月、その成果を見て、継続するかどうか決めるという。乗ってみるなら今のうちかも知れない。
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