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ショパン第二コンチェルト弦楽版 [ピアノ音楽]

ポーランドのコミネックによる弦楽四重奏版にコントラバスを加えたヴァージョンは以前に名古屋での公演のために私が編曲替えをした。ブログでご報告したかもしれない。今度は江崎昌子さんが4月に第二コンチェルトを加えたプログラムでリサイタルをされることになった。

モーツアルトのラ・チ・ダレム主題の変奏曲も私の編曲で演奏されるようなので、このままではせっかくの第二ビオラを五重奏ヴァージョンだとコンチェルトでは遊ばせておくことになる。これはもったいない。そこでまたこれに第二ビオラパートを書き足して弦楽六重奏に編曲したら、と江崎さんに提案したら、可能ならお願いします、とのことだったので、無理かな、とおもったけれどやり始めて見たら第一楽章だけで2時間でできてしまった。これなら残りもやれそうな感じになってきた。

なんか、六畳の一間だった仮設住宅にだんだん部屋を建て増ししていくような奇妙な編曲法だが、あまりに手を入れすぎたので、もうほとんど私の編曲のようなものになってしまった。でも、弦楽四重奏より、これでだいぶん充実した響きになるはずである。

この曲は私の子供の時から特別に大好きな曲であり、大人になったら絶対演奏するのが憧れだったが、ワルシャワでも東京でも何度も弾かせてもらったし、夢はかなったが今でも一番特別な思い入れのある曲。それだけに好い加減な編曲には我慢がならないのだ。
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