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ここまでの遅延はそうそうあるものではなかろうが。。 [旅行]

いい調子でmolliを楽しんだ帰りのRE4367。ロストックーベルリン間の急行はすべてダブルデッカーの4~5両編成、機関車はすべて112型のペンデルツーク。3時間足らずの旅程なので、スピードはそう必要ではないのであろう。2階にある一等車は同じような構造の日本の横須賀線・総武快速線などに比べ、天井も高く、シートも1+2でゆったりして、外観から想像するより快適。今日もこれで無事予定を終えられるか、と思ったが、ベルリン中央駅までほんの100メートルしかない、と思われるところでストップ。「技術的な問題が生じ、しばらく列車は動けません。救助の列車を待ちます。この列車はヴィッテンベルク行きですが、ベルリンで運転を打ち切ります。申し訳ありません」とアナウンス。

女性の車掌が車内を回り一人一人に行き先を聞き、対応に追われている。私たちはベルリンでSバーンで乗り換えるだけだからいいようなものの、その先まで行く人は2時間後の最終列車を待つしかない。それにしてもなかなか救援の機関車は来ない。ほかの乗客もイライラし出し、「あと何分かかるんだ」とか聞いているがはっきりしない。1時間ほどして、「救援列車が到着しましたのであと10分ほどで牽引されます」。しかし待てど暮らせどいっこうに動く気配がない。私も退屈してきたのでどうでもいいこととは思いながら、救援に来たのは機関車単体ですか?と車掌に聞いたら、いや、同じ列車の全編成です。という。何年か昔、千歳線で同じ体験をしたのを思い出し、やれやれまたか、とうんざり。JR北海道と違うのは腹は減ったけど炊き出し、などというサービスはないから我慢するしかない。聞きかじった噂でしかないがブレーキが緩解しなかったのが原因、といった人もいた。

結局1時間40分くらい遅れてやっとホームに進入できた。「なんだ、10分なんて言いながらその十倍もかかったじゃないか」とかぶつくさ言いながら乗客は疲れた様子でおりて行った。我々も腹は減ったが、もう駅には何も食べるものは売っていない。深夜ホテルにたどり着いて、お湯をもらい、こういうこともあろう、と持参しておいた「マルちゃんのキツネうどん」でなんとか餓えをしのいだ。
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コメント 5

ake_i

大変でしたね。
緊急・非常食をご用意されていたのは本当に良かったです。

by ake_i (2014-09-18 21:33) 

NO NAME

非常食は本当は、食べられないものを食べて、おなかをこわした時のためで、前のポーランド旅行にも役立った経験からです。
by NO NAME (2014-09-19 07:29) 

HUH

最近、市川駅を発車して15m程走ったところで、前の駅で人身事故が発生し緊急停車。ホームに戻るまで30分待ちという経験をしました。トラブル時の緊急避難的な運転があまりに簡単に行えるようになると、それはそれで危険でしょうが、もう少し柔軟にしてほしいと思いますね。
by HUH (2014-09-20 20:25) 

klaviermusik-koba

なんといっても旧東ドイツ製の四角い機関車ですから、レストアしたとはいえ、もうこれもそろそろ現役は厳しいのではないか、という感想を持ちました。メルクリンでもだいぶんヴァリアンテが出ましたから私も親近感を持ってはいる機関車ですが。
by klaviermusik-koba (2014-09-20 21:47) 

HUH

おそらく、そう遠くないうちに電車に置き換えられるのでしょうが、それはそれで寂しく感じてしまいそうですね。味のある機関車なので、私も大好きです。
by HUH (2014-09-20 23:55) 

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