南西諸島のお土産 [旅行]
私はだいたい旅行のお土産はまず買わない。でも今回は違った。竹富島の海岸で拾った石。といってもこれは竹富島の海岸に打ち上げられた珊瑚礁のちいさいかたまり。こんなものが美しい島に無数に打ち上げられている。適当なものをいくつか拾って持ち帰った。綺麗に洗えば箸置きに適当なグッズになる。一つ一つが違った面白い形をしており、これ以上のお土産はない。金を払わなくてもいいお土産はいくらでも見つかる。
美しい貝を細工してペンダントにしたもの、これは妻がお土産に買った。南の島には惚れ惚れするような美しい貝殻が無数にあり、昔は貴重品で、貝殻の美しい装飾品の多くが山口県の西海岸の弥生遺跡で見つかるそうである。ゴホウウラ、イモガイなど山口県沖では採れないもので、その故郷をたどると沖縄にゆきつく。これは、山口と南西諸島や沖縄と密接な交易があったことを物語る。立派な船や飛行機もなかった時代のこと。いったいいく日かかり、どれだけ多くの人が海難事故を物ともせず往き来をしていたのだろうか。
「名も知らぬ 遠き島より流れよる ヤシの実ひとつ」
2016-02-19 13:34
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