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デザイナーの息子を二人もつと [日本ピアノ教育連盟]

ピアノ教育連盟の機関誌が1年前から新しくなりました。これは主として広報部長の梅本俊和先生のお骨折りによるところが大きいのですが、名称が「会報」ではあまりに殺風景なので、いろいろ考えたのですがさっぱりまとまらず、結局表紙デザインを長男が引き受けるついでに  「KLAVIERPOST」
という名称まで考えてくれました。二人とも息子はデザインに関する仕事をしているので、いろいろ重宝はするのですが、家の中にうっかり格好の悪いものは持ち込めない、という不便さはあります。

ただ、彼らが仕事をするのを見ていると、ピアニストがたとえ10分の曲でも人前で弾くとなると一つの音の出し方にも胃が痛くなるほどこだわり、さんざん時間をかけて練習し、苦心惨憺するわりには、聞く人は、うん、まあよかったね、くらいの反応しか示してくれない、というのに似た悔しさはあるみたいです。親ばか、といわれるのを承知でいえば、この表紙のデザインはなかなかよくできてる、と私は思うのですが、一般の反応はピアニストが経験するのと似たようなものです。まあ別にお世辞をいってもらいたくていうわけではありません。分からない相手だから多少手抜きをしても、と思うのは素人考えで、自分の全存在がかかってるという点ではピアニストも同じ。実をいうと一般的に、デザインの良さ,悪さ、ということで、親子の意見は一致しないことが多いのですが、敵は専門家ですから、私が迷ったときには従うようにしています。素人ながらデザインを見る目は私もだいぶん養われてきた、と思っています。いずれにしてもしんどい仕事、報われないけど面白い、という点では共通性はあります。


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makkie60

そーなんだ?気が付きませんでした。改めて眺めるとナカナカ結構!店子で息子サンのファンを自他ともに認める者としては嬉しい限りです。小生もオヤバカを自認していますが、ソモソモ子供に対して日本では”愚息”なり”豚児”と何か恥かしい存在?の様に表現するのが美徳と考えられて来たような気がします。今から3,4年前だったでしょうか、スイスに居住して居る仲間と話している際「ボクは子供達な感謝しているんだよ。今我々夫婦が活動できるのは彼等の存在が在るから・・・」なんてホザかれ妙に新鮮な感覚を覚えました。考えてみれば「子供」と謂う人達は親達の勝手気侭の行動で世に出てきてしまった、云うなれば親を選択できず、気が付けばそこに”意志”なんかをくっつけられた気の毒な存在って感じません?それでいて”不肖”の何とかなんて謂われるのは心外なのかも知れない。我が息子サンも高校の折「両親が音楽やってるからその道にいくべき?」なんて訊いてきたから”御薦めしません。好きな事やったら”って答えた結果理工学部に進学した。但、両親がやってるクラシックと謂う音楽もそれなりに好んでいる様子で、時にステマネなんてして呉れる。マ、小さな幸せしか追求してないけど、これも又善き哉・・・・・・・・?
by makkie60 (2006-02-22 13:20) 

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