SSブログ

メルクリン事始め [メルクリン]

私は何事にも徹底できる性格ではないので、メルクリニストとはいえ、そのマニアからみればものの数ではない。しかしakiraさんなどからのコメントに接するうち、やはり私の年齢でメルクリンを昔から集めている人はもうそう多くはないのかも知れない、と考えて、少し昔のメルクリンをご紹介してみたい。

私の所有するもののなかで多分1番古いと思われるのは製品番号が「3012」というフランスの汎用電気機関車である、と思われる、思われる、と書いたのはケースにはプロトタイプが何であるかの表示がないので、「1101」という番号と特徴的な丸窓と濃いグリーンの塗色からの推測である。これを私はそのできばえからして「文鎮」と呼んでいる。わずかな絶縁用の部品をのぞいてはすべて金属製であり、金属製の機関車が主流のメルクリンのなかにあってさえ珍しいものに属するかもしれない。信じがたいほどの重量がある。

B-B型なのだが、実際は真ん中の2軸が固定でこれが動力と直結し、両端の2軸は先台車のように可動する。でもちょっとみたところボギーに見えるから面白い。これら全部の部品を固定しているねじはわずか10本程度。ケースにある「0261」という表示から察するにたぶん1961年製なのだろう。しかもこれは私はドイツで買ったのではなく、貿易が自由化されてから、大阪の阪急百貨店の模型売り場で見つけたものだ。まだ1ドル360円の時代に作られたものがいつどうやって阪急百貨店に並べられていたのかは謎である。


nice!(1)  コメント(1)  トラックバック(0) 

nice! 1

コメント 1

Akira

いよいよKlaviermusikさんのお手持ちモデルの紹介でこのブログから目が離せなくなってきました。私もネットを通じてようやくマイノリティに属する?同じ趣味の様々な方々と接する機会が出来ましたが、確かに私と同年代は多くいますが、上の世代の方々と接する機会はそう多くはありません。そんな意味でも私の知らないモデルをお持ちの方々からの情報は貴重です。
さて、「3012」ですが、これは私も「Koll's」(毎年発行されるメルクリンモデルの価格本)でしか見たことがありません。この本によれば3012になる前にはSEF800と呼ばれていたようです。1955年から69年まで製造されていたようで、後には1972年から76年迄キットとしても売られていたとあります。これと同じ3013というオランダ仕様のモデル(1100形)がありますが、車体色は青色でTEEを牽引していた機関車として私も注目しているモデルです。書かれてある通り、写真を見ると台車はB-Bとなっているようですが、中央に集電シュ−が見えるので、実際は1-B-1の配置なんですね。「文鎮」とも表現される重量は、私もこの本からは察っせません。私がこのモデルに魅力を感じているのが、おでこにある2つのマーカーライトです。話によれば、前進時にマーカーライトの1つと前照灯を点灯させるのだそうです。(メルクリンモデルはダミーです)
最近はV200.0形や01形などメルクリンの旧モデルを新しい金型で再デビューさせることが増えていますが、このモデルも是非マーカーライト点灯機能や「文鎮」なみの重量モデルで再リリースさせて欲しいモデルの1つです。
余談ですが、このSo-netブログは中々良さそうなので、昨日私もようやくこそっとブログデビューしました。是非よろしく。
http://blog.so-net.ne.jp/maerklin-kiste/
by Akira (2006-08-29 09:10) 

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

01ものがたり庭園鉄道の泣き所 ブログトップ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。