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銚子電鉄のAEG小型ロコ [鉄道全般]

今日は妻の誕生日。毎年食事というのもワンパターンなので、今年は急に趣向を変えて天気のいいのを幸い、銚子電鉄に保存されているAEG製のデキ3の写真を撮りにでかけた。あの苦しい財政のなかでこれだけのいい状態に保存されていることに先ず敬意を表したい。1922年ドイツ製のもので、新車で購入したのか、中古で購入したのかは定かでないが、ともかく動態保存で隅々まで美しく塗装されている。よく見ると改造されたのは多分連結器まわりでこれは日本の自動連結器に対応したものであろう。パンタグラフはビューゲルに取り替えられているがそれ以外に外観的に大きな変化はない。AEGの文字がきちんと書かれているのも素晴らしい。私の自宅にあるLGBは赤とクリームの派手な塗り分けだがこれはいかにも日本的で黒一色。わずかに窓まわりの白わくが目立つ程度。
それにしても心配なのはこの鉄道の行方。決して楽観を許さない。濡れせんべいが爆発的に売れていることでかろうじて持ってはいるものの、備も車両も、満足な状態ではない。前社長の不正着服事件が尾を引いて財政援助に地方自治体も二の足を踏んでいるみたいだし、一体どうなるのでしょうか。


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コメント 3

Akira

画像を拝見すると、確かに整備が行き届いていて美しいですね。わが町の弱小私鉄にもドイツからやってきたSiemens/MAN製の凸形電機のデキがおります。車軸はB-Bなので、銚子電鉄の電機より一回り大きいでしょうか?
最近世界遺産に暫定登録申請となった富岡製糸工場からの生糸を沢山積んだ貨物列車の先頭に立って昔は活躍していたようです。今は、3輛のうち2輛が現役で、定期列車ではなく、一年に数回のイベント列車や臨工列車の先頭に立つ程度です。やはり手入れ良くとても美しい姿で活躍しています。で、10月に例の取材班がこのデキをチャーターして一往復運転したのですが、その時の話で第1次世界大戦の賠償で敗戦国のドイツから送られて来たとの話を聞きました。銚子電鉄も同様でしょうか?

取材時のブログです。
http://blog.so-net.ne.jp/maerklin-kiste/2006-10-14

静態保存のデキ2です。
http://blog.so-net.ne.jp/maerklin-kiste/2006-12-01
by Akira (2007-02-22 22:04) 

klaviermusik-koba

上信電鉄のB-B型電機もakiraさんのブログで知りました。いずれこれも何かの機会にみにゆきたいと思っています。銚子電鉄のものも年代的にいうと賠償として贈られた、という可能性もなくはありませんが私にもわかりません。銚子電鉄のデキは日本製の中型電車よりさらにずっと幅が狭く、ちいさいので、これはもしかしたらもともと800ミリ程度の軌道のために作られたのを改造した可能性もあるなあ、と思ったりもしました。なにしろ車体よりも車軸がはみ出すくらいの代物ですから。
by klaviermusik-koba (2007-02-22 22:20) 

Akira

この機関車、いつもは高崎駅の留置線で静かに佇んでいるようです。ちょうど上信電鉄の本社前なので高崎線や新幹線の車窓からも見える時もあるでしょう。できれば、イベント列車運行の時に参加するのが面白いかも知れません。

上信電鉄HP:
http://www5.ocn.ne.jp/~jdk-popo/

このページのデキファンというページに予定が出るようです。

こちらへお越しの際は是非お立ち寄りください。
by Akira (2007-02-23 15:39) 

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