今度は携帯の厄災

　新年そうそう、なぜか、どうやら今年は忍耐の年になりそう、という予感を持った。というのも、去年はいろいろなことが何もかもうまく行きすぎたのだ。そうそういつも物事がうまく行くはずがない、と思ったので、今年は忍耐の年かも、と気持ちを引き締めた。
　それでもどんな心構えをしていようとも起きるものは起きるようだ。予感は的中し、これまで、水道管の破裂とその修理に伴う隣の家とのトラブル、やっと解決して落ち着いたばかり。今度は息子の携帯をめぐるトラブルである。いつの間にか本人が身に覚えのない不正な使われ方をして、電話がロックされてしまった。家人がお客様相談窓口にかけあっても実にいい加減な対応しかしないのに業を煮やしたらしい。放っておけば、いつどれだけの法外な料金を請求されないとも限らない。

　私はなにかことが起こってもしばらくは様子を見る、という悪くいえばずぼらなたちなので、今度も敵の出方を少し様子を見たら、という意見だったが、家人は血相を変えてそうなったらことはもっと面倒になる、といって聞かないのだ。しぶしぶ、重い腰を上げ、つてを頼って法律事務所に相談をすることになった。そう複雑な事件ではないから提出する書類も少しだったらしいのだが、法律事務所にお願いをして、弁護士誰それ、と３名の弁護士の連名のもとに送っていただいたら、効果てきめん。弁護士を立てての申し立てだからいい加減な対応は出来ない、と敵は震え上がったかどうか、２日もしないうちに、息子のほうと事務所に解決をしました、という連絡があった。

　同じことでもわれわれ素人がやったら馬鹿にされて、多分、のらりくらり、とだらだらした対応が続き、ずっと不愉快な毎日を過ごすことになったに違いない。感謝感激です。