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室蘭の回転寿司屋 [旅行]

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(東室蘭駅に停車中の「すずらん2号」)
 
 かねてうわさに、ここ室蘭にはうまい回転寿司がある、と聞いてやってきた。私はグルメにはそれほど興味のある方ではないが、これはブログに書いておく価値はあろう。値段は2種類、152円、と272円のそれぞれ二貫づつの二種類の皿しかない。この値段だけでも十分に驚きなのだが、そのネタがとてもいいことと、ボリュームがある。回転寿司によくある、マグロの刺身がうすーくて透けて見えそうなのはいくら安くてもダメだ。きわめつきは、海老三昧、であろう。違った種類のナマえびが三個軍艦の上に乗っている。びっくり寿司ももうびっくり、なのである。そういえば東京のびっくり寿司もだいぶん質が落ちたから最近足が遠のいた。札幌からわざわざ電車賃を使っても行ってみるだけの価値はある。

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 JR北海道の電化区間はその利用のされ方は必ずしも効率的でない。本州からの「北斗星」や「トワイライト」は函館から札幌までディーゼル牽引だし、函館ー札幌の特急「北斗」も「とかち」「おおぞら」も遠距離特急は全部ディーゼル列車で、JR貨物もディーゼル牽引。青函トンネルから函館までは電機牽引のはずだが、北海道で電気機関車というものをこれまでまだ私はみたことない。わずかに近距離の札幌ー旭川の「かむい」と札幌ー室蘭の「すずらん」だけが、完全な電車特急というふうなのだ。

 札幌から東室蘭までは、1時間15分くらいの快適な985でモノクラスで普通車も指定席も実に快適な電車に入れ替わっている。ところが、函館行きの特急は旧型のディーゼル車(182系)がまだ混在しているため、札幌から室蘭へ行く人は、あらゆる種類の列車に乗り合わせる可能性があることになる、面白い線区、ともいえるかも知れない。
 
 それはともかく、室蘭は興味深い町である。昔、鉄工業と港湾で栄えた旧市街はいまはさびれてしまい、主力はもっぱら東室蘭駅を中心とした本土側(?)に移ってしまっている。たとえは悪いが、ベネチアの島のサンタルチア駅がさびれ、イタリア本土のメストレ駅を中心とした方が栄えてしまった(実際はそうはなるはずはないが)のを想像すればいい。そういえば鹿児島も同じで、昔は港湾のそばにあった鹿児島駅を中心に発達した街が、ときとともに西鹿児島駅に移り、いまや鹿児島中央駅、を堂々と名乗るまでになってしまった。いずれここもひょっとすると将来、室蘭中央駅となるか?

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