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73才になりました [プライベート]

 私の誕生日をはさんで旅行にでていたために、留守中に多くの方々からお祝いやらメールをいただきました。とても一度にお礼を出せないので、ぼつぼつ時間を見て個別にお礼を申し上げますが、まずは概略ご報告を兼ねて失礼ながらブログ上で厚く御礼申し上げます。

 11日。 洗足学園の大学院アンサンブル終了コンサート。サントリーホールの小ホール。今年はオーケストラの方々に協力を仰ぎ、例のVivaldi-Bachの私の編曲になる、コンチェルトをやりました。今回は初めて、オーケストラも、ヴァイオリンのプルト数にいたるまで、編曲者である私の希望を100%かなえてもらったおかげで、4人のピアニストともども理想的なバランスが実現した。オケ練にも十分な時間が与えられ、細部のボーイングにいたるまで、詰めることが出来たおかげで本番の指揮は何の心配もありませんでした。ピアノの学生たちも、オケの方々もほんとうによくやってくれた。これは誕生日の私への最大の贈り物になりました。お世話になった洗足学園のスタッフの方々、ありがとう、そしてお疲れさまでした。

 12日。神戸女学院大学院の学生の指導。例によってピアノだけを教えるのではなく、歌ありオルガンあり。オルガンが中でも面白かった。オルガンの先生も同席の上、例によって、私はストップの選び方、アーティキュレーションの不徹底、など。素人ながら2時間半にもわたっていろいろ注文をつけた、というより学生や先生と意見を交わした、といった方が正しい。おかげで私もたくさん勉強をさせてもらった。最後のレーガーのBACH主題のファンタジーとフーガ、あまりの大音響を長時間聞いたおかげでその晩はよく眠れなかったのが問題と言えば問題。

 13日。仕事のあと、大阪近辺に住む数人の教え子たちが集まってくれて、宝塚のさる料理屋で前夜祭パーティーをやってくれた。話は例によってもりあがったがこれはあまりに長くなりすぎるので詳細は省略。

 14日。午前中は久しくご無沙汰していた恩師の片岡みどり先生を表敬訪問。大分お年は召されたもののお元気そうで一安心。(私だってお年を召されているのだ)午後のJAL便で鹿児島へ。本心をいうと、山陽新幹線から九州新幹線までを乗り継いで鹿児島入りしたかったのだがどうしても時間的に無理だった。私がこの日が誕生日であることを鹿児島では誰にも知らせてなかったはずだが、城山観光ホテルの、鹿児島市内と桜島をみはるかす絶景のレストランで、お祝いをしてもらった。ホテル側の心づくしで、ローソクつきのケーキがまず出され、ムードミュージックを歌っていた歌い手さんと、ピアニストがわざわざ私たちの席まで来て「Happy birthday to you」を歌ってくれたからレストラン中の注目を浴び、いささか照れくさかった。

 15日。新人オーディションの審査を6時過ぎまでやり、伊集院からタクシーで休日で混雑する鹿児島空港に駆けつけ、最終便にぎりぎりやっと間に合って帰京した、という誕生日をめぐる顛末でありましたが、本当に幸せな誕生日になりました。ご関係の皆様、衷心より幾重にも感謝申し上げます。
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Akira

お誕生日おめでとうございます。心よりお祝い申し上げます。
私も既に40代も半ばになりましたが、先生のお仕事と趣味の両面からの活動的なお姿をこのブログを通して読むにつけ、自身もまだまだこれからと思いを新たにしています。老いというのは歳ではなく、生きる目標を失った時とは良く言われますが、私も夢はまだまだありますし、当分は歳とったなどとは言えませんね。
by Akira (2009-02-16 20:57) 

klaviermusik-koba

ありがとうございます。40代半ば、といえば人生まだまだこれから充実期、ということでうらやましく思います。akiraさんのメッセのご報告は逐一読ませてもらっています。ただコメントをかかれる方たちの博識さに圧倒されて、私としてはイマイチ腰が引けるのですが私としては趣味の何よりの情報源です。今後のご活動に期待しています。
by klaviermusik-koba (2009-02-16 21:10) 

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